西麻布の廉価フグ店「たらふく」が閉店していました。「馬春楼」などもあったと記憶していますが、このビルに今も残っているグループ店はオデンの「六根」だけであります。
この不景気で西麻布のビルもかなりの空きが目立ちます。竣工して一回もテナントが入っていない(というか地下にゴルフ練習場が入っただけで、1階、2階はさっぱり)のマンションの横に新たに建設中の大型ビル。
建築主は何を考えているのでしょうか。鳴り物入りでスタートした日赤跡のマンションも売れ残りが続出というのに、この時期、マンションや貸しビルを建ててテナントがバンバン入るはずがありません。借金がかさみ、担保がどんどん入るくらいではないか。
撤退する勇気がないと更に損失が拡大するのは歴史が証明しているのですが、気がつかない人が多いのが残念です。
さて3店です。
京味
久々の訪問。相変わらず予約困難とかで、この日も満席というか2回転目で入店する客もいました。
価格が違いすぎるので一概に比較できませんが、数日前に京都の「あじ花」で食べたのとは全く違う質と調理のタケノコを堪能しました。
銀座 奈可久
移転したのが間違いだったのか、結構集客が厳しいように見えます。
回転が悪くなって、タネ質やモチベーションが下がらないことを祈るばかりであります。
いかにも銀座の高額鮨店といった内装になって、特徴が見いだしにくくなりました。以前の店構えの方が良かったのではないかと考えます。
ファロ
初めての訪問。ロオジエからいつのまにか居なくなったと思っていた人がここで支配人をしていました。
この不景気に2回転するテーブルもある繁盛であります。
料理はどちらかというとフレンチの調理に近いのではないか。非常に塩が強く、私のような酒飲み以外には厳しいような気がしますが、よく行く知人に聞きますとそうでもないとか。私向けに一塩多かったのかもしれません。