アベノミクスで景気が良くなっているはずですが、果たしてこの師走の稼ぎ時、飲食店は連日満席なんでありましょうか。
空席情報を発信するポケットコンシェルジュやオンライン予約のオープンテーブル、そして最近では食べログでも予約状況を確認できる場合がありますが、はっきりいって
一部の店を除いて連日満席ではない
のではないか。
京味、くろぎ、星野、かわむら、三谷、さいとう、あら輝など有名予約困難店は別格として(なぜ星野が予約困難なのか不思議)、ほとんどの店が結構簡単に予約が入るのではないか。
最近は勢いのある鮨屋や和食店が出てきていないとの話をよく既存の店で耳にします。
雨後の竹の子のように乱立し続けるのも問題ですが、追随する若手が出てこず、いつまでも上述の店だけが予約困難というのも、なんだか寂しい気がします。
これらの予約困難店、いずれも
常連客の帰り際予約
をメインにしている店。
誰が最初に考えたのかわかりませんがこのビジネスモデル、うまく軌道に乗せることが出来たなら黙っていても予約台帳がフル回転となりますから、すばらしいアイデアであると考えます。
客の飢餓感(今予約しないと予約が入らなくなるのではないかと妄想)に訴える素晴らしいシステムであります。
さて本日の実名店は、門上武司さんが宣伝していた大阪の洋食店「乃呂」であります。
1階のカウンター席は満席、でも2階のテーブル席は結構空いておりました。
まずは生牡蠣。この時期ですから当たり前ですが美味しかった。ただ出すだけですから、料理と言えないかもしれませんけど。
カルパッチョは加熱しており、バルサミコと白トリュフオイルの味付け。これはイマイチ。
野菜サラダはスティックタイプありましたが、量も野菜の種類も多くて○
面白かったのはこのタルタル。この店のオリジナルなのか、なんと
ポテトサラダが混ざっている
のであります。味わいと食感がマイルドになるだけに、好き嫌いがわかれるかもしれません。
松茸のコンソメ。
シャンピニオンのスープとしては○ではないでhそうか。
ビーフシチュー、タンシチューいずれも色はツメをしっかりしているように見えますが、それほどでもない感じ。悪くはないですけど。
そして〆はドライカレー。
シメジのようなものも入っておりますが、カレー系のスパイスをほとんど感じません。
洋風炒飯といった感じでありましょうか。
1回の訪問ではよくわからないので、きっちり評価するとしたら臨場感あるカウンター前提で再訪しなければならないでしょう。