本日の実名店は、パリの3つ星
Epicure
であります。
今回もブリストルに宿泊していなかったのですが、通されたのは最奥の上席と思われる席でありました。
アラカルトでまず頼んだのがアスパラ。
大阪のフレンチシェフは、本場フランスのアスパラ調理は
クタクタになるまで火入れ(要約)
と聞いていたのでその検証でありました。
その結果でありますが、他の3つ星(アルページュ)も含めて
日本と変わらない歯ごたえがあって、「ひらまつ」のようなベチャベチャではないぞ!
「ひらまつ」と違って、美味しくいただくことが出来ました。
前菜にもう1皿頼んだのが旬のモリーユ。
まずまずでした。
そしてメインはオマールブルー。
パリ訪問初日に食べた大味オマールのリセットをしたかったからであります。
さて今回のエピキュールでもまた問題が起こったのであります。
頼んだワインで若きソムリエが粗相をしてしまったんですね。
76年と古めのワインにしてはいやに無造作にスクリューを押し込んでいると心配していたら、案の定若きソムリエ
コルクをぶち切っただけではなく、一部を瓶中へ落下
させてしまったのであります。
そのコルク片(結構デカい)を取ろうと悪戦苦闘している写真がこれ。
新米だからかうまくとれず焦ったこのソムリエ、なんと
デカンタージュ
しようとするではないですか。コルクを取り除くために。
でもこの76年ものをオーダーした時、このソムリエは
繊細なワインなので小さめのグラスで提供する
と言ってきたのです。
大きなグラスで提供すると直ぐにヘタるからの判断ですが、そんな繊細なワインを
デカンタージュしるとは何事か(怒り
慌ててその愚行を阻止したのであります。
見かねた上席と思われるソムリエールが出てきまして、何とか大きなコルク片を取り除くことが出来て一応事なきを得たのですが、友里のグラスには細かいコルク粉が入っておりました。
ワインサービスがペケでしたが、料理はまずまず満足。
年末の訪問では再訪して
リエーブル ア ラ ロワイヤル
を食べてみようと思っております。