予想と反した展開になってきました京都の方主宰のブログ「朔風のつぶやき」。
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昨日の友里ブログで、フォアグラ奈良漬け巻きなる奇っ怪なゲテモノ料理を出す京都の自称フレンチ(KEZAKO)を絶賛する大味舌の持ち主・柏井壽氏のコメント
出汁をしっかり取れば、薄味でも濃い旨みを感じ取れます
に関して疑問を呈したところ、以下のような反撃をいただきました。
友里氏は、昆布と鰹でだしを引かれたことがおありなのだろうか。
「出し汁をしっかりと取る」事は、素人でも出来るというものではない。どうも、友里氏は「しっかり」という意味を濃い旨みを出すというように取り違えられている。「しっかり」という言葉。これが、関西人と関東人の意思の疎通を生む元なのである。柏井氏が書いた「しっかり」という言葉には、「適切な技法で取ったほんまもん」と言う意味が含まれていると朔風は解釈する。
友里が言いたかったのは、
濃い旨み(雑味を含む)を出すだけなら素人でも出来る
濃い旨みの料理は薄味ではない
フォアグラ奈良漬け巻きに感激するような舌の持ち主である柏井さんですから、彼が言う
「ほんまもん」の味もたかが知れている
と申し上げたかっただけであります。
民宿料理でしかない「草喰なかひがし」のなんちゃって和食(味濃いですよ)まで評価しているのですから、京都のネイティヴも大阪人と同じように大味好きとしか考えられないのであります。
さて本日の実名店は月刊ゲーテで3賢人が絶賛していた
サロン ド グー
であります。
六本木にあったウシオ電機が経営していた「まっくろう」。富裕年配客で人気だったようですが種々の理由で閉店。
西麻布は日赤通り近くの地下(現在はアッピア アルタがあるところ)で再開をはかったけど1年もたなかった。
そこで今度は西麻布の星条旗通り沿いの地下で店名を変えて再々登場となったのであります。
今回の店はバックについている金主の力があるようで客入りは順調。でもこれって当たり前なんですね。
つい最近聞いたのですが、この店のスポンサー2名は
トライとゲーテの代表者
だというのです。
スポンサーの一人である見城さん、自社の月刊誌で
自店(もう1店関与しているとか)を絶賛している
んですから客が入って当たり前。自分が関与する店を自社の月刊誌で堂々と推奨するのですから、その心臓の強さに友里脱帽であります。
店内は半個室ばかり。でもパーティション(すりガラス)で完全に隔離していないので、隣の部屋の声が丸聞こえでありました。
メニューに価格は載っていないので明朗会計とは言えないでしょうが、店の提言どおり前菜4皿のメインと〆のご飯ものを頼んだら
1万円台後半
くらいか。
主要ターゲットである年配客に配慮しているのか、料理の特徴は
塩が緩め
でありましたが、価格を考えなければ悪くない洋食チックな料理(早い話がCP悪い)でありました。
それでは評判のご飯ものの写真と一言コメントです。
このオムライス、悪くはないけど(オムライスで悪いというのは珍しい)まったくの普通味。
カツカレーは、チリペッパー?の辛さとカルダモンを強く感じました。
洋食としては「吾妻」の方が完成度は高いと思いますが、お忍びなどのその手の使い勝手から、特定の人(見城さんにゴマする事業家も)には価値がある店と考えます。