この原稿は欧州乗り継ぎの地で書いております。
破綻しそうになっている時にANAに乗り換えなかった友里、自己責任とは言いながらも乗るたびに
JALのサービス劣化
を感じてしまいます。
前回の海外、往路はロンドン経由だったので新内装のビジネスクラスをチョイス(個人旅行だったので)。アメリカ便のFクラス(旧型)並の個室だと勝手に思い込んでしたのですが
安普請で、なんちゃって個室ではないか
シモムラや狐野扶実子女史の名前貸し機内食もイマイチだった。アラカルトの種類もどんどん減っているのではないでしょうか。
帰りはアップグレード出来たのですが、お替わりしようとしたらドンペリが切れてサロンしかないとの返事。(最近のサロンは美味しくないのでドンペリの方が未だマシ)
新しいボトルを開けるのがイヤなんだろう
と突っ込みたくなりました。
今回はCAのユニフォームが一新していたのにビックリ。座席も1つ前のアメリカ便の仕様(旧型)にグレードアップしておりました。
機内食は龍吟の名前貸し料理をチョイスしましたが、名前貸しの料理人が変わっても食後感はかわり映えしないのではないかと感じてしまいました。
さて本日の実名店は、予約が困難と言われている
L‘AS
であります。
持つべきものは後輩か。誰も頼んでいないけど3つ星ハンターが生まれながらの使命と錯覚している後輩に誘って貰っての初訪問でありました。
この店のシェフは麻布十番の「カラペティ・バトゥバ」の雇われだった人。その時の店評価ブログはこちらです。
なぜか独立して大人気となりまして、いつかは訪問したいと思っていたのであります。
この店は
5250円コース1本
価格としては神泉の「バカール」と同じでありますが、より大箱でして、テーブルの引き出しにあるカトラリーを客が自分で取り出していくのがこの店の特徴であります。
さて、主な料理の感想を写真と共に書いてみましょう。
これはこの店の定番のようですが、西麻布2丁目のフレンチで出すアップルパイのパクリではないでしょうか。
ハーゲンダッツをイメージしたと聞きましたが、伸ばしすぎでフォアグラが緩い。
これはグレープフルーツを皮ごとジャムにしてしまったような味わいで甘すぎ。デザートが出てきたかと思ってしまった。 シェフは下戸なのかもしれません。
今どき珍しくなった泡仕立て。キャベツは多かったけど肝心のマスが少ない。低温ローストのような食感でした。
皿出しが異常に早く、メインの1皿前のこの段階で入店して1時間くらいしか経っていない。
メインの仔牛。フランス産にしては肉味が緩かった。かなり残念。
ワインペアリングいれて支払いは1万数千円。
安いと言えば安いけど、これならビストロでたらふく食べた方が満足するのではないかというのが、友里の結論であります。