本日は全国的に衆院選の投票日であります。投票結果は日が変わる前にはっきりすると思うのですが、果たして
固定電話だけ
投票先は自民か民主かその他の党かとしか質問しない
と言われている大マスコミの世論調査と一致するかどうか。
東京は天気がよいようですが、天気に関係なくとにかく投票することが、ごく一部の組織票に支えられた政党の影響を排除する唯一の策であります。
有権者総数の中で、割合の少ない支持者によって選ばれた政党が政権をとるという矛盾
がないよう、投票率をとことん上げなければなりません。
組織票がしっかりしている自民党や民主党(連合)、そして公明党の選挙現状は
限られた常連客だけのレビューで高得点をあげている食べログ過大評価店と同じ
特別待遇(タダ飯招待など)されない一般客による店評価、つまり利益誘導を考えない一般有権者が選ぶ衆院選にしたいただきたいものです。
さて本日の実名店は、ドイツはデュッセルドルフのアルトビアホール
IM FUCHSCHEN
地元では赤い狐のマークで地元では有名なようです。
この手のビアホール、店オリジナルのアルトビール(デュッセルドルフを中心とした上面発酵の黒褐色のビール)を出すのですが、提供システムが面白いのです。
ホールスタッフはあらかじめ10杯ほどのグラス(200ccほどの小さいもの)もお盆乗せてホールをまわり、手を挙げた客に置いていきます。その際、コースターなどに線を書いて、頼んだ杯数を記録して最後の会計時に料理代に加算するのです。
日本に帰ってきてもまた飲みたいと思うほど美味しかったアルトビール。1杯がわずか
1.6ユーロ
の安さですから驚きであります。
しかしこの黒褐色ビール、ドイツの白ビールと違って日本で提供する店はないのではないでしょうか。
店内の客はほとんどこのアルトビール飲んでツマミや料理を食べています。ワインなんて飲んでいる客はいなかった。最後にキルビッシュとかいう薬草味のスピリッツ?を飲む人はいましたけど。
2日にわけて色々食べましたが、いくつか挙げてみます。
ザワークラフト。これが2.95ユーロなんです。これまた安い。味もまずまずでありました。
グーラッシュスープは6.1ユーロでしたが、豆含め量が多かった。
そして初めて食べた豚の生肉であるMETTです。8.25ユーロでしたが、これまた量もたっぷりでありました。
牛のユッケと違って、かなり粘り感がありましたが、味的には目を瞑って食べたら豚だとわからないかも。
そしてシュヴァイネハクセという、日本では焼きアイスヴァインと言われる豚すね肉。
これで14.3ユーロなんですから驚きの物価安であります。それなりに美味しかったです。
アルトビールも安ければ、他のツマミや料理も激安のデュッセルドルフ。かなりアルトビールを飲んで料理を食べても、一人当たりの単価は
2000円前後
ではないでしょうか。
日本では客単価数千円の「俺のフレンチ」や「俺のイタリアン」などの立ち食い屋の鼻息が荒いようですが、
デュッセルドルフでは座って食べられる店でもっとCPが良い
ということがわかった次第であります。
日本ではデフレ脱却とか言っておりますが、ドイツもパリ(ビストロなど)も
日本より物価が安い
という現実。
インフレターゲットなどより、首都機能移転など日本の統治機構(勿論官僚制度も)を根本的に変え、不動産価値などの考え方も変えるという、根本的な荒治療が日本に必要なのではないでしょうか。
来年以降もデュッセルを訪問する予定ですが、現地では2年前にミシュラン掲載店訪問(何軒も)で懲りているだけに、この手のビアホールで充分満足すると思っております。