最近訪問した店 実名短評編 2012-42

おかげさまで無事帰国しました。東京は出国前と違ってかなり寒くなっており驚きました。

久々のTV、総選挙の告示が迫ってきたからか各放送局の番組では同じような顔ぶれで政党の代弁者が議論を続けているのですが、まったく噛み合っていません。
中には政党(党)の広報としてまったく向いていない人も多い。一番ダメだと感じてガッカリしたのは「未来」の嘉田代表でありました。
思ったほど弁もたたず、一番驚いたのは

原発再稼働容認と受け取れる発言

をしてしまったようです。番組終了後に再稼働否定にまわりましたが時既に遅いのではないか。

http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news1/20121201-OYT1T00914.htm?from=main4

おそらく彼女は当意即妙に対応する能力に秀でていないタイプであると考えます。
今朝の未来は、知名度ない前衆議院議員が嘉田代表に代わって出演しておりましたが、みんなの江田さんや自民の石破さん、公明の高木さんたちと比べると明らかに広報としては人材不足か。
維新も暴走代表では心許ないと思っているのか橋下さんが出ずっぱりであります。

討論はいつの間にか原発問題が中心になっておりましたが、真実がはっきり見えない。いや他の問題も本当の問題点がはっきり国民に開示されていないのが不思議であります。

原発問題に対しては

廃炉費用をなぜ原子力コストに明確に反映させて議論をしないのか

電力→経団連→マスコミの経緯で資金が流れているだけに、讀賣はじめマスコミが偏向するのは仕方がない。
論説委員とか解説委員とかの肩書きを持つ人も、所属会社の主筆なりトップの顔色をみるだけの人ですから、まったくアテになりません。
まともな原発是非の議論が出来ないのは当たり前であります。

TPPに関しては

日本にとって得になるのか、参加する日本は滅びるのか。賛成者と反対者のガチンコ議論がない

これまた財界のおかげで儲けている(高い役員報酬など個人的にも恩恵がある)マスコミはTPP参加に前のめりですが、彼らはTPP参加賛成の世論形成に貢献する見返りとして

新聞の宅配制度や再販制度維持の担保

を取っているのでしょうか。
欧米を見る限り厳密な宅配制度(アメリカは別料金で配達もおおざっぱ)は存在せず、アメリカやカナダは

再販制度すら存在していない

普通に考えたら

新聞社は、農業や医療の業界と同じく、TPP参加でその存在が危うくなる

はずなのです。
アメリカのマスコミが

再販制度や宅配制度が参入障害になる

と訴える可能性があるからです。
それなのに

なぜ新聞社は自分の首を絞めるかもしれないTPPに賛成するのか

狡猾な大マスコミが、己を犠牲にしてまで日本国全体のことを考えるはずがありません。
ということは、自分たちが損しないよう既に手を打っているのではないか。

消費税増税賛成(裏で消費税減免を確約済み)と同じく、アメリカと再販制度&宅配制度を維持してよいとの密約が出来ている

と書いたら、友里の妄想だとまた怒られるでしょうか。

さて本日の実名訪問店、アルザスはイルハーゼンの3つ星

オーベルジュ ドゥ リル(最近は「ローベルジュ」というらしい)

であります。

オーベルジュ ド リル

 

訪問前は、一般のオーベルジュ(宿泊施設とレストランが同じ建屋)だと思っていたのですが、実際は別棟でありまして、宿泊の建屋は奥の別棟でありました。

オテル デ ベルジュ

 

コースにはスペシャリテが入っていなかったので、単品でオーダー。スペシャリテオンリーにチャレンジです。
まずはグルヌイユのムース。

グルヌイユのムース

見た目と違ってかなり塩が強く、ほうれん草(添え物)を食べないと厳しいものでありました。

続いては鮭のスフレ。

サーモンのスフレ

パイ包みでソースもかなり濃厚。ただ肝心の鮭がちょっと生臭く感じてしまった。

そして単なるトリュフの丸揚げだと思ったスペシャリテ。

フォアグラ入り丸ごとトリュフ

なんと中はフォアグラ入りで、ソースはペリグーソース。
これまた濃厚な一皿でありました。

初訪問でありましたが、季節毎の料理というものはないのではないか。ルドワイヤンと同じく、いつ行ってもメニューに大きな違いはないと判断。
話のタネに1回の訪問で充分との結論に達しました。