掌返すという言葉は週刊誌のためにあるのでしょうか。本日発売の新潮、文春の新聞広告を見て私は驚きました。
1ヶ月前までは、小沢批判の大合唱で間接的も含めて菅氏の応援に回っていた両誌。それが一転して「亡国内閣」(週刊新潮)、「日本をどんどん悪くする菅政権よ」(週刊文春)と論調を変えてきました。
まあ時の権力に対しての検証がジャーナリズムでありますから、今の姿勢は良いと思うのですが、1ヶ月前の小沢叩きは何だったのか。当時の権力者は菅さんではなく小沢さんだとマスコミは考えていたのかもしれません。
しかし今朝の読売を読んで唖然としました。先日ASEMでなんとかとりおこなわれた菅首相と温家宝首相の会談。一般には
日中関係は改善に一歩踏み出した
と評価されているようですが、この対談に日本側の通訳が同席していなかったというのです。
英語がしゃべれないほど語学に疎い菅さんが中国語を話せるはずがありません。菅さんはじめ日本側は
温家宝さんについていた中国人通訳
を通して25分話し合ったというのです。本来重要な会談は民間企業であっても双方が用意した通訳が互いにチェックして誤訳、曲訳を防ぎます。
中国人通訳は正確に温家宝首相の発言を訳したのか、自分の発言は正確に温家宝に伝わったか、サル首相はわからないまま会談を終えたというのですからお笑いです。
野党(社民除く)が小沢の証人喚問要求、「説明責任」を連呼しておりますが、自分たちの拙い質問で国民の前に説明させる自信があるのか。
週刊誌ネタからの追求がせいぜいですから、結果は知れております。今は外交や経済など問題が山積み。慣れないパフォーマンスをするよりも、本業の国会審議に専念した方が国民のためと思わないところが、彼らの自分勝手なところであります。
公開での公判で白黒つけるのが決定したのですから、それが最良の国民への説明となるのがわからない(わかろうとしない)のでしょう。
昨日も書きましたが今回の小沢強制起訴、百万が一「有罪」となったら検察の権威は取り返しがつかないほど失墜することでしょう。検察が起訴を断念(有罪に出来ないと判断)した案件、ド素人の判断の方が正しかったと世に知らしめることになるからです。
大阪地検の不祥事に続いてこの「有罪判決」がでたら、検察は不正だけではなく「無能」まで晒してしまいます。
こうなったら日本の「検察制度」は完全な崩壊状態。検察あっての裁判所、検事と判事の仲を考えたら、判決は「無罪」1つしかありません。
小沢系議員はうちひしがれている暇があったら、
検察の判断よりド素人(11人の平均年齢がなんと31才弱)の判断が正しかったら検察は崩壊する
とマスコミを通じて世にしゃべりまくれば良いのです。このような注目裁判に「跳ねっ返り」の判事を担当させるはずがありませんから、検察の望み通りの判決を出してくれるのは鉄板であります。
さて昨晩、銀座をちょっとブラブラしてからある鮨屋(予約済み)へ入りました。
時間つぶしでまずはスペインバルへ入店。18時を越えているというのに、まったく客がおりません。バーではなくバルにこの時間帯に客がいなくて大丈夫なのか。
対面にある「すしざんまい7丁目店」を外から覗いたら客が見当たりません。1階でこれですから地下は推して知るべし。他の廉価な寿司店も「美登利」を除いて大変ではないか。
では高額店はどうかと言いますと、これまた厳しいという話を聞きます。赤坂の3つ星店は別にして、銀座の3つ星(数寄屋橋ではありません)は満席を保っておりますが予約は結構簡単に入ります。
他の鮨店も状況は苦しいようで、昨晩訪問した店も人気店で予約が難しかったのですが満席ではなかった。
いや鮨店に限らず、フレンチ、イタリアンと過半の店が苦しいのではないでしょうか。
マンション販売の活況が言われていますが、景気は確実に落ち込んできていると考えます。
菅首相、温家宝さんと「対談ごっこ」をやっている暇はありませんぜ!