日刊ゲンダイの連載、再開しました

アメリカ人は全員あんなに「自分勝手」なんでしょうか。ニューヨーク・タイムズに寄稿された鳩山民主党代表の論文に対して、アメリカのメディアがハリネズミのような反応をしています。
ワシントン・ポストは社説で鳩山氏を「経験不足の政治家」と酷評したようですが、自分たちが選んだオバマ大統領の政治経験はそんなに豊富なのか。何年から政治家を始めたと思っているのか。
掲載論文の骨子(訳文)を読みましたが、私の感覚では別に間違ったことを言っていない。
アメリカと「対等な立場」を独立国が目指して何が悪いんだ。今までアメリカは日本を見下してきたという証左ではないですか。
アメリカへの輸出量を増やしたい財界(御手洗さん)は「強固な日米関係を」と注文をつけていますが、「魂や誇りを売り渡してまで儲けたい(役員報酬を増やしたい)のか」と私は思ってしまいます。
外交はある意味自国の利益を担保とした武器を使わない戦争であります。アメリカへの輸出増大だけが日本の「国益」ではないと私は考えます。
世界の先進国がとっている「アメリカとの対等なスタンス」を日本が目指して何が悪いのか私にはわかりません。
イタリアの首相がオバマ氏を「日焼けしすぎ」とか揶揄してちょっと問題になりましたが、日本の首相がこんな発言をしたらアメリカはどう反応するでしょうか。凄まじいバッシングになるでしょう。イタリアも日本と同じく敗戦国。戦後60年でどうしてこうもアメリカとの立ち位置に差がついてしまったのか、自民党と財界の罪は重いと私は考えます。
アメリカ(特にマンハッタン)の雰囲気は好きなんですけど、「国」となると嫌な部分ばかり目立ちます。こんな事を言うとまた怒られるかもしれませんが、他国の政治家に「経験不足」と言えるほど自国の歴史がある国なんでしょうか。
さて、昨日から「日刊ゲンダイ」のコラム、「行っていい店わるい店」が再開しました。月曜と水曜の週2回の掲載であります。
よって今週の土曜から「店評価ブログ」を週一で更新していきます。ご期待下さい。
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