料理王国2月号は突っ込みどころが満載だ!

川崎の逃亡犯がやっと捕まりました。
犯人蔵匿・隠避罪の罪に問われる可能性がアフォでもわかると思うのですが、この逃亡を助けた同級生がいたというのですから驚きです。
この手の人たちは結束が固いのでありましょうか。

しかし裁判所が拘留決定を下す前の逃亡だったので、この強姦&強盗容疑者、

逃走罪には問われない

というのですから驚きました。
逮捕の時かなり抵抗したようなので、公務執行妨害を追加されるかもしれませんが、逃走罪の1翻が上がらないとは意外。
判決の際、情状酌量の余地が少なくなるかもしれませんが、この事実が今回の騒動で明らかになりましたから、今後は

拘留決定前の逃亡が増える可能性大

かもしれません。

 

さて本日は予告と言いますか、友里流の突っ込みのダイジェスト版であります。
対象は掲示板で教えていただいた

料理王国 2月号

この雑誌、飲食業界からの宣伝費でなりたっているようですから、食品メーカーや飲食店サイドの立ち位置は仕方がないと思いますが、この2月号はあまりにひどい。
しかもその突っ込みどころが多すぎでして内容も濃いのです。(変な形容ですが)
よって詳細に突っ込んだら1日や2日では書き切れないので、本日はダイジェスト版とさせていただきます。

 

☆新店のひと皿(P4~5)

昨夏パリにオープンした「OKUDA」の八寸にスポットを当てておりますが、実態は小十や銀座奥田の宣伝ではないか。
その理由は簡単。この雑誌(料理王国)の読者の中に

パリに行ってまで和風料理に3万円も払う余裕(時間と予算)のある人なんているはずがない

と思うからであります。
2年後にはニューヨークにも出店すると言っている奥田透さん。
今のように有名でなかったオープン当初は集客に苦労していたはず。

コースは値上げしない
増殖はしない(以上要約)

と言っていたと記憶しているだけに、その初心はどこへ置いてきてしまったのか。
これらの増殖で本丸のクオリティが落ちなかったら、友里の今までの主張や定説は完璧に覆ってしまいます。
今後の「小十」、注目でありましょう。

 

☆京都で歴史を紡ぎ、洗練を重ねた日本料理のストラクチャー(P14~21)

なんと料理王国、若手の理論派料理人として

木乃婦の高橋拓児さんを登場

させてしまっているんですね。
しかし彼のバックにある「木乃婦」、しょぼいフカヒレを使ったりと、はっきり言わせていただくと

宴会場のなんちゃって京料理

ではないか。
こんなところへ出てくる前に、オーセンティックな料理(辻芳樹さん風)の再研修でもしろと友里は言いたい。

 

☆辻芳樹さん×山本益博さん 特別対談(P48~51)

飲食店がある意味お得意様(卒業生を雇ってもらっている)の校長と、飲食店への癒着を目指す自称料理評論家の対談。
まさに

似たもの同士

の対談であります。

この対談も彼(辻さん)の著である「和食の知られざる世界」(新潮新書)と同じく

ニューヨークのなんちゃって和食(辻さんとブーレーとの共同経営)の宣伝が狙い

いずれはこの突っ込みどころ満載の新書も取り上げてみたい(内容がひどすぎる)と思っておりますが、辻校長、ニューヨークのこのなんちゃってで働く日本人料理人を定期的に帰国させて、舌をリセットさせるため一流店へ連れていくと吠えております。

問題はその彼の言う一流店。なんと

草喰なかひがし 本湖月 カハラ

おいおい、きょうびこの3店が一流の料理を出すと思っている外食好きがこの世に存在しているのか。

さすがの大阪人にもそんなアフォな外食好きは存在していない

と友里は考えます。

辻さん、舌は大丈夫なのか

この3店の厨房スタッフのうち、辻調出身者がどれくらいなのか、知りたいものです。

 

☆最新器具はこう使いこなす(P98~102) 

染谷幸彦、もとい、服部幸應さんと彼と個人的に親しいと業界から漏れ聞く結城摂子さんのお二人が登場。
友里が驚いたのは、彼らが言うところの最新器具。なんと

エスプーマ 液体窒素 アルギン酸

を純粋無垢な料理人希望者に教えているんですね。
でも友里は声を大にして言いたい。エルブジなきあと、

こんな時代遅れの調理は衰退の一途だぞ!

アメリカの一部ではまだ棲息しているようですが、最近の欧州のまともな店で、こんな調理を提供しているものなのか。
友里は染谷、もとい服部さんと結城さん、そして料理王国の編集者に

すぐさまパリへ行って現地の店で経験を積んでこい

とアドヴァイスさせていただきます。