握りの数え方について

読者の方からご指摘を受けました。鮨屋訪問のコラムなどで私が使っている握り「1貫」。本当の「1貫」は握り2ケをさすので、表記するなら「半貫」か「1ケ」にするべきだとのお話でした。
確かに私は握り1ケを「1貫」として書いてきました。あまり深く考えず使ってきたのですが、本来は2ケが1貫だという話も聞いた事があります。また、1ケを「1貫」とスシ屋の主人も居ましたので、どっちでも良いなら1ケ=1貫の方がわかりやすいかと安易に考えておりました。
昔の握りは大きかったのでその1ケを二つに切って食べたから2ケを1貫と言った時期があるのではと勝手に解釈しておりました。しかし、以下のサイトを教えていただき改めなければならないかと考えたのです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%AB
本来の貫数は江戸時代の伝統的な分量基準であり、40?50グラムの大きさなら1貫と言えなくもないが、現在の握りはこんんなに大きくないので、1ケを1貫というのは伝統的な決め事に反するのではないかと・・・
書き手も読み手も同じ認識なら構わないのですが、1ケを1貫とする事に違和感を持たれる方がいらっしゃるのも事実です。
私は極力「符丁」である「あがり」、「ガリ」、「シャリ」などを使わないようにしているのですが、格好をつけているのか握りは「貫」で数えておりました。
鮨通でも鮨オタクでもなく見栄もないので、別に「1ケ」と表しても構わないので今後は「1ケ」としようと思っております。いや、なるべく握りの数を書くのはやめようかなとも・・・
皆様のご意見なりお考えをいただければ幸いです。