指揮権発動

前々から金脈問題を指摘する週刊誌記事があったので気になっていたのですが、絶妙のタイミングで出てしまった小沢問題。とりあえず全面対決で代表職を続けるようですが、外堀を埋められてどんどん追い込まれていくような予感がします。
与野党間の政権交代によって前政権の不正などを暴き合うことで、「今後の政治屋たちの緊張感」を期待していただけに、残念であります。
国策捜査と反論する人がいますが、私は「官策捜査」ではないかと。政府の意向ではなく、霞ヶ関改革を主張する民主党の政権奪取を何としても避けたい高級官僚たちの暗黙の意向を受けての捜査ではないかと穿った推測をもってしまいます。日本の真の近代化、民主化はまた10年は遅れてしまうような気がします。
さて、相変わらず支持率低迷の麻生自民党の秘策を思いつきました。あくまで友里流のシャレでありますのでご理解ください。
「今の状態では次期総選挙で真の政策論争による国民の選択に影響が出る。政府、自民党として正々堂々と野党と政策勝負がしたい」とかなんとか言って、森英介法務大臣経由で指揮権を発動して「西松問題」をチャラにしてしまうのです。
民主党に塩を送って大きな貸しを作ると共に、西松から献金受けたスネに傷もつ自民党の連中の救済にもなるという一石二鳥、三鳥であります。
表向きは、自分たちの疑惑ではなくライバルの疑惑を不問にすると言う懐の大きさを示すことによる好感度アップで、麻生さんの支持率は急上昇。あの造船疑獄で佐藤栄作氏の逮捕を回避した時と違って、世論の不満はでないのではないか。
反対に民主党は面目丸つぶれ。不問に付された小沢さんはかえって表舞台に立てなくなることでしょう。
本日は友里の妄想政治談義でありました。
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