循環注水冷却って何だ?

読者の方々から次々と「絶品レストラン」に関する感想をいただいております。掲示板、メールとも当たり前かもしれませんが、ほとんどがお褒めのお言葉。中には掲載した店を次々訪問しての評価まで送っていただくコアなファンもいらっしゃいました。
掲載店への訪問、満足していただければ有り難いのですが、イマイチとの感想の時はなんとも複雑な気持ちであります。
また個人ブログでしたか、

絶品!と謳う店が96もあるとは評価が甘すぎる
店のコメントはブログそのままなので、買ってはいけないと言わないが買う必要のない本

というシビアな書評もあるようです。
掲載した店がほとんど友里ブログでは既出のものなので、シンパは買う必要がなく、アンチも買うとは思えないという評価。
確かに店のリストだけを考えたらそう思うのでしょうが、いわゆる「まとめ」みたいなものでして、過去のブログを一々遡って検索する手間が1470円で省けるなら良いのではないかと。店リストというより、読みものとして楽しんでいただければと思っております。
また「絶品」はあくまで一般読者の食いつきを狙ったキャッチでありまして、内容を読んでいただくとほとんどの店を友里は

絶品

と考えていないことがおわかりいただけはずと思っております。

さて本日は久々の原発ネタであります。
相変わらず工程表にのっとって着々と収束に向かっているような大本営発表でありますが、そんなに画期的な対策をとっているとは思えません。
運転開始90分で頓挫したとか最初から躓き気味の

循環注水冷却

このシステムの完成によって、画期的に炉心や燃料棒が冷却され、事態が収束に向かうような報道でありますが、このシステムが順調に稼働したとしても、はっきり言って

汚染水が増えないだけで、冷却自体は今までと同じ

であることを解説する報道がありません。
圧力容器や格納容器が壊れ、燃料棒がメルトスルーし、降りかけている水、もとい、注水している水がジャジャ漏れ、もとい、ダダ漏れの現在、ダダ漏れの高濃度汚染水を浄化して再利用するだけで、冷却方法に何の改善もなされていないのであります。

バカ高いお金をフランスやアメリカの企業(東芝や日立にも)に支払ったこのシステムは、燃料棒の冷却ではなく汚染水の増大を単に増やさないことを目的としただけのもの。
つまり、燃料棒冷却に関してだけを考えれば、増え続ける汚染水を貯蔵できる膨大なタンクがあれば、汚染水の増大による地下水や海への流出を防げるわけでして

循環注水システムにしても冷却効果の結果はまったく関係ない

のであります。
本来「循環システム」とはクローズドサイクルでなければ意味がない。現在はダダ漏れで、地下やピットに一端たまった水(高濃度汚染水)を浄化して再注入しているだけ。オープンサイクルであります。よってピットや地下から地下水や海へ漏れ出ている可能性は否定できないのであります。
しかし、高濃度汚染水が漏れ出ている限り、その破損箇所を修理することは物理的に不可能。原発事故収束は、長時間、いや何年もの間

水をふりかけて冷却する

という原始的な方法しかないのが現実であります。

本日のプロ野球、ロッテ戦で日ハムの斎藤佑樹投手が久々に先発するようです。復帰第一戦を勝利で飾ってくれることでしょう。