先日京都へ行く用事がありまして、食べ仲間と夜にある寿司屋へ行ってきました。期待を裏切るかもしれませんが、その店は祇園で評判の「しみづ」の弟子の店「まつもと」ではありません。
度量の小さい(体はデカイですが)親分の店で出入り禁止の身の友里、弟子筋の店もどうせ入店を拒否(予約を取っていても友里だけ拒否)する度量だろうとのヨミで訪問をとうに諦めているのです。
今回連れて行ってもらった寿司屋は東京の江戸前とはまったく異なる形態でありました。青空や大河原のように東京でもツマミが充実している店はありますが
割烹料理が次から次へと出てくる寿司屋
は東京にないのではないか。少なくとも都心の有名鮨屋では見たことがありません。
ノレソレ、フグぶつ切り、からすみ大根&煮タコ、蟹(ミソ付き)、穴子の白焼き、子持ちモロコ、フグ白子焼き、白魚天麩羅、トリガイ炙り、鴨ロースなど種類は多くしかも一皿の量も多い。
これだけで和食屋のコース分あるのではないでしょうか。肝心の握りは6ヶ+追加。
ただし、アテ(東京で言う「ツマミ」)の割に印象的な握りがなかったのは仕方がないことか。
イメージ的には先週ブログで取り上げた名古屋の「龍文」と同じく、記憶に残るものがない、良くいえば可もなく不可もなし、はっきり言えば
江戸前握りとは別物
でありました。しかしこのような業態(握りのレベル)でも良いのではないか。逆に関西にあるのに、江戸で修業もせず「なんちゃって江戸前」に拘りすぎる
自称江戸前鮨屋が増えてきている
のが不自然ではないかと考えるのです。
さて店評価ブログに、オークラの中で何故か盛況である中国料理店「桃花林」と、帝国の人気ビュッフェ「サール」をアップしております。
お立ち寄りください。