大阪にも「スパイスカレー」が存在していた!

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長嶋茂雄&松井秀喜の国民栄誉賞ダブル受賞

でありましょうか。
古くからの読者は、友里の長嶋茂雄嫌いを感じていると思います。

記録より記憶に残る大選手

王貞治氏と対比するためによく使われる長嶋茂雄賛美のキャッチでありますが、友里の頭には、ある長島の悪い記憶がこびり付いているのであります。

もう時効なので開陳しますが、あれは友里が愛らしい(自称)幼稚園児の時でありました。
友里が幼稚園以外に、ある団体(塾みたいなもの)に通っていたと思ってください。
この団体では毎年クリスマス会を催すのですが、目玉は当時人気だった

巨人選手との交流

でありました。今と違って当時は

サッカーって何だ?

というくらいでありまして、猫も杓子もヤキュー好きばかり。
当時は純粋無垢だった友里(幼稚園時代はヘソが曲がっていなかった)、ご多分に漏れず

巨人ファン

だったのであります。
ではどういう選手がそのクリスマス会にやってきたかというと

王貞治、柴田勲、国松彰(敬称略)

など蒼々たるメンバー。当時の巨人のスタメン選手たちです。
50歳以下の人だと、柴田や国松をご存じではないかもしれませんが、結構有名な選手でありました。
現役選手ではなかったですが、確か川上哲治監督(当時)も来ていたかと。

ここで大事な人が欠けているのがわかると思います。そうです、監督や先輩(王は後輩か)が来ているのに

長島は来なかった

のであります。
何も最初から長島は来訪を断っていたのではなく、事前には

長島選手もやってくる

と発表済みでありまして、当日に突然欠席を知らされたのですから、純粋無垢な園児達の落胆は、それは大きなものでありました。
しかもこれは一回ではなかったのです。

長島は2年連続で当日ドタキャン

をしてくれたのであります。
幼稚園児を相手するより、タニマチと遊び歩いていた方が楽しいと考えたのでしょうか。
二年も連続でドタキャンするほどの大きな出来事が土曜日に起こるはずがない。
オーナーから声をかけられたからと言って、来る気がないなら最初から断れば良いのです。
この長島の2年連続の仕打ちで、友里は

ドタキャンは最低の行為だ

と小さいながら思ったのであります。
柏井壽氏が「御料理はやし」で踵を返してドタキャンしたことを厳しく追及した理由がおわかりいただけると思います。

国民的女優といわれる吉永小百合もそうですが、マスコミと一部の熱狂的なファンが造りあげたこの手の人は

性格の悪さをあらわすエピソードがタブー視される

のであります。
目立つために人の守備範囲まで出張ってきて捕球したと広岡も言っていましたっけ。
駒田は干された時、一言も口をきいてくれなかったとその不満を言っていました。

若い時から祭り上げられてしまいましたから

人のことを慮れず自己中心的な性格

になるのは仕方がないのですが、彼の本性が世間にまったく伝わっていないのが友里は残念で仕方がないのであります。

なぜ師弟関係だから長島と松井が受賞するのか。確かに松井はそこそこメジャーで活躍しましたが、その道筋を切り開いた

野茂の方が功績含めて実績的には上だろう

と友里は考えるのであります。

さて本題。
日頃から大阪に突っ込みを入れている友里。今まで

大阪にスパイスカレーは存在しない

と言っていたのですが、食べ仲間からもらった関西限定発売の雑誌「Meets」(京阪神エルマガジン社)の4月号を読んで訪問した店で、スパイスカレーに出会ってしまったのであります。その店とは

SOMA(中津)

この店名、プリズンブレイクを見終わったばかりの友里は、マイケルがシーズン3で収容されたパナマの刑務所名(正確にはSONA)に似ているので注目してしまったのであります。

早速昼間に駆けつけたのはいうまでもありません。12時オープンなので早めに行こうとしたのですが、場所がわかりにくくて到着が11:40分と出遅れてしまった。
こんな立地で既に行列は6名ほど。でも店のドアは閉まったままであったのです。

SOMA オープン直前

 

しかし何とも言えない店構えでありますね。店内も雑然としておりました。

この店の特徴は、別々に調理した2種のカレー(1種は野菜)を皿に盛って混ぜて食べるというスタイル。
まずは最初に出てきたチキンカレー(野菜彼入り)をご覧ください。

チキン(+野菜)カレー

 

そして次に頼んだのがラムキーマであります。

マトンキーマカレー

 

有名な「カシミール」や「宝石」と同じく、皿から溢れんばかりにドバッと盛りつけるのが大阪スタイルか。
一口食べた友里

うわ~、カルダモンが効いているーーー

カルダモンも立派なスパイスでありますから、正にこの店のカレーは

スパイス感あふれるカレー

であったのであります。

スパイスを買い集めて自分でもスパイスカレーに挑戦している友里、単にスパイスを多く投入すればスパイス感がでるというものではないことを知っているだけに、この突出したスパイス感にビックリ。
そこで食べながら厨房をよく観察したところ、主人は

皿にカレーを盛った後、仕上げにカルダモンなどスパイスを数種直接振りかけている

現場を目撃してしまったのであります。

これではカルダモンなど振りかけたスパイスを直接食べているようなもの。これでスパイス感が出なかったら

スパイスが古くて気が抜けている状態

カルダモン含めスパイス感があるのは当然でありました。
スパイスを直接口に入れる感覚のカレー、話のタネにいかがでしょうか。