大量在庫と店や読者の反発が多いからといって焦りぎだよ、ミシュラン・ナレさん

切羽詰まった立場なんでしょうか。販売不振でベガス版の出版を取りやめるとの噂もありましたミシュランガイド。「京都・大阪版」の発売を前に、昨日京都で記者会見があったようです。
そこでなんとナレさんは、逆風の強さにキレたのか暴言ともとれる発言をしたようです。まずはご覧下さい。
http://mainichi.jp/life/food/news/20090901ddf041040028000c.html
店側の掲載拒否が相変わらずおおいようで、ナレさんは

店の売り上げが伸びるのに残念なこと。評価されたくなければ違う仕事をすべきだ

ナレさん、論点がずれているというか本質がおわかりでない。
評価されたくないとうけとるなら、この友里のように勝手に評価すればいいではないか。要はページを稼ぐ「写真」や「店主の口上」が手に入らず焦っているだけのこと。
調査員の資質を上げれば店主の「口上」をそのまま掲載せず、ミシュラン独自の評価文が掲載できページが稼げるはず。
調査員の数を増やすか2?3年に1回の出版に抑えて掲載店を増やせば、写真掲載でページを稼ぐ必要もないのです。
今時ミシュランに掲載されたからといって、売り上げが伸びるものか。中国人やミーハーな客が増えて、飲料(お酒も)の注文が減り、売り上げや利益が減る可能性もあるのです。
掲載前から満席の店だったら、常連が減って「害」しか受けません。ミシュラン掲載のメリットなんて、流行っていない店以外享受できないんですね。
☆数で評価するなら店に頼るな、と私はナレさんに言いたい。店に頼るなら評価せずただの「店紹介」に徹しろ。
しかしフランスには「まともな論争」というものがないのでしょうか。
店の取材拒否を以下のように間違って例えております。

自分が最高の役者だと思っている歌舞伎役者が観客の前に出たくないと言い、相撲取りが「自分は最強だと思うが、戦うのが嫌だから土俵に上がりたくない」と言うのと同じだ

単なる「写真提供」や「口上提供」の拒否は、歌舞伎役者の舞台拒否、相撲取りの土俵拒否ではありません。
ちゃんと店で営業しているのですから。ミシュランの未熟な調査員の入店を拒否したのなら(本当に覆面取材ならわからないから拒否できません)このような批判も当てはまるでしょうが、細かい内容の契約書を交わしての「掲載承諾」、これを拒否するだけのことは、歌舞伎役者や相撲取りの職場放棄とはまったく次元が違います。
ナレさんは「常識」をお持ちなのでしょうか。まったく自分勝手な「例え」であり、彼の「稚拙な思考」を露呈するだけであります。
「貧すれば鈍する」、この言葉もフランスの辞書にはないようです
友里掲示板
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