国会議員は誰でもやれる職業か

最近は面白くないので見るのを控えているサッカー日本代表戦。昨日最終的なW杯代表メンバーが発表されました。サッカーは素人なので、詳しい分析は自称サッカー通のJ.C.オカザワに譲るとして、簡単な結果予想を。
ほとんどの人が心の中では思っているとおり、予選リーグ3敗で敗退、日本代表の戦績はこれしかないのではないか。
今までW敗予選で3敗させた監督が再びW杯の指揮を執ったことはないと聞いたことがあります。
今までの監督としての戦績を見ても、岡ちゃん、それほどのものを感じないのですが、前回といい今回といいスクランブルでの就任、采配力は別にして「監督運」だけは素晴らしいものを持っているようです。
昨日はW杯録画用としてBDディスクを買い込んだのですが、日本の試合を録画する機会はそうはないでしょう。

さて、新聞(我が家は読売)ではもっと大きな扱いになると思っていた有名人の次期参院選出馬表明。今朝は谷亮子氏一色だと思っていたのですが、民主嫌いの読売の扱いは非常に小さかった。
今回の有名候補者をざっと見てみると(敬称略)

民主:谷亮子(柔道)、池谷幸雄(体操)、長塚智宏(競輪)
自民:堀内恒夫(野球)、石井浩朗(野球)
たちあがれ日本:中畑清(野球)
国民新党:西村修(プロレス)

このほかにも、庄野真代氏、杉村太蔵氏など首を捻る人選が目立ちます。
こう言っては怒られるかもしれませんが、このメンバーを見る限り、どんな資質の人でも国会議員になれるのではないか。
先日のブログでは、鳩山総理?平野官房長官の無策理工系コンビを見る限り、「猿」でもなれるのではないかと書いた記憶がありますが、未だに小沢一郎の幻の豪腕に一目置く永田町住人、国会議員ってどうって事ない人ばかりの集団ではないかと思ってしまいます。
柔道や野球、芸能人、作家から国会議員になった人は沢山いますが、専業の国会議員がプロスポーツ選手や作家、芸能人になったという話は聞いたことがありません。

そう思っていたらタイミング良く、今朝のTVで世界の政治家の失言特集をやっておりました。一番笑わせて貰ったのは我が国の元総理、森喜朗氏でありました。そういう笑い話(国辱もの)があったなー、と懐かしく思ったのですが、お忘れの方もいると思いますのでここに紹介させていただきます。

当時の米国大統領クリントンと会談した際、自ら英語で挨拶したかったのでしょう。側近から以下のような挨拶を伝授されたとか。?

森(以下M):ハウ アー ユウー ?

クリントン(以下C):アイム ファイン アンドゥ ユー?

M:ミー トゥー

中学の教科書で最初に見る典型的な会話でありますが、早稲田大学を卒業したという森元首相、何を聞き間違えたのか初っ端で

M:フー アー ユー?

とやってしまった。多分、「ハウ」と「フー」を聞き間違えたのでしょう。まあ聞き間違えたとしても、英語の勉強をちょっとでもしていたら、言い間違えることはなかったと思うのですけど。
大統領(しかもアメリカ)である自分に「お前は誰だ」と聞かれたら、普通バカにされたと怒ると思うのですが、さすが女遊びにも長けたクリントン、ジョークだと思ってうまく切り返しました。

C:アイム ヒラリーズ ハズバンド

自分より人気の高かったヒラリーを持ってきて相手の失言(そういうレベルではない)を自虐ジョークでカバーしてくれたのですが、森元首相は愚直というか、応用が利かないのか教えられていた返事をそのまましてしまった。

M:ミー トゥー

このレベルで総理大臣が務まるくらいですから(実際は数々の失言もあり務まらなくなりましたが)、日本の国会議員のレベルなんてホント知れたものと考えるわけです。
今朝のTVでは上記の話は実際の失言と紹介されていますが、単なる作り話であるとの説もあることをここに明記しておきます。
まあ作り話だとしても、こんな揶揄をうけるくらい本人の資質には問題があるということでしょう。

知名度ある人がちょっと落ちぶれてきた時の再就職先が「国会議員」。
誰でもなれる国会議員。ボタン(参議員)が押せればサルでも出来るかもしれない国会議員。

日本の未来に希望が持てないのは当然なのかもしれません。