固形ルゥーはバー以外でも使っている

沖縄料理ほどの反響はありませんでしたが、今回の「固形カレールゥー」の件でも読者の方からいくつかメールをいただきました。その中で、面白い情報がありましたので紹介させていただきます。
なんでも、固形のルゥーを使ったカレーを出す店は、「バー」だけではないとのこと。広尾の明治屋からそう離れていないところの有名店「F」。和食か居酒屋か私は行ったことがないのでジャンルの判断がつかないのですが、雑誌などに主人や店がかなり露出しています。特に「肉じゃが」で有名なその店の裏メニューにはカレーがあるそうです。高評価され大量に造られた「肉じゃが」を有効利用するために考えたのがカレーへの転用だとか。肉じゃがと固形ルゥーのハーモニーがこの店の有名裏メニューです。
私はコンビニでこの店のレトルトカレーを購入して食べたことがあります。和風の出汁味を感じるものでしたが、私にはちょっと奇異に感じたものでした。
確かにカレー専門店ではなく、サイドメニューとしてのカレーですから固形カレールゥーを使用してもかまわないと考えます。だいたい、最近人気になっている「裏メニュー」ですが、もともとは「まかない料理」のはず。通い続ける常連客が面白半分に食べて楽しむものでして、そんなに競って注文するものではないと私は考えます。
しかし、ホテルの廉価レストランのカレーも業務用のレトルトが主体のはず。専門店でも業務用レトルトに若干の手を加えて出すところもあるようですから、日本アレンジのカレーは手を抜いた物でも結構誰にでも受け入れられるようです。
ホテルの話がでたのでついでに。当初からホテルの料理に疑問を持つ友里。ホテル売店やデパ地下で売り出されている食品やクッキーがホテルで造られていると信じている方は皆無に近いでしょう。専門のメーカーが造っているのは周知の事実であります。それでもまだいろいろな所で扱われているのですから、「ホテル神話」は健在のようです。