昨晩恵比寿のお店に行ったのですが、待ち合わせ時刻まで余裕があったので、以前一世を風靡したあの店のウオッチングをしてきました。その店とは
キムカツ
ブレイクした当時、長い行列に並んで食べた記憶があるのですが、週末の金曜だというのに行列はゼロ。店前に見栄で並べた行列客用の椅子が空しさを醸し出しておりました。
では店内はというと、カウンターに客の姿を確認出来ません。向かって右側のテーブル席にわずかグループが1組いただけでしょうか。19時前だというのに店外では女性スタッフが客引きみたいなことをしていましたから、かなりの閑古鳥が襲来しているようです。
昼に店前を通っても行列を確認出来ない今日この頃。人の心は移りやすいと言いますが、これほどまでとは経営者は予想していなかったのではないかと推測します。
集客のためか、3種のクーポンを用意しているようです。
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さて週間食日記です。
月曜
夜:文京区の和食
この時期はやはり和食でしょう。鱧、鮎、鮑など和は食材に事欠きません。友里もこの時期は和食屋の訪問が圧倒的に多い。そして意外にもイタリアンがご無沙汰であります。
この人気店、1週間前の港区の和食屋よりコース価格が安かったのですが、食後感は段違いでありました。
火曜日
昼:田町の和食屋?
夜:赤坂の2つ星和食
昼は取引先と朝のTV番組で紹介されていた「冷やし夏野菜のジュレ鍋」。なんとあの「なんちゃってピエモンテ料理店」と同じビジネスホテルにありました。コースにしたのですが、追加の鱧落としふくめ、造り、鮎とあまりに凡庸。肝心の鍋、丸茄子、冬瓜、鴨、牛、トマト、アスパラ、オクラ、コーンなど具の種類は豊富でしたが、あらかじめ火を入れてありまして、上からジュレをかけて食べるだけ。鯛の出汁からつくったジュレとのことでしたが、変に甘めでありまして、再訪はないでしょう。
夜は京都の地元ではオコゼと呼ばれていると知った有名料理人の東京支店。接待でありました。
高い方のコースを頼んだのですが、淡路産鱧は凡庸、琵琶湖の鮎はほとんど苦みを感じずイマイチ。七宝蒸しと称する創作料理、スッポン出汁に冬瓜、赤万願寺唐辛子、茄子、フカヒレ、ホタテ、鮑、貝柱などを入れた味濃い一品。食後感としては、京料理でなく大阪割烹みたいなものだと判断しました。
水曜日
夜:六本木のフレンチ
豚で有名なお店。ホールはマダム1人なので数組が入店すると接客が厳しい。いや厨房スタッフも少ないようで満席では対応できないのではないか。
パテ、ブーダンノワール、ハラミステーキ、アンドゥイエット、餅豚ポワレなど頼みましたが、味のトーンが同じに感じ食べ続けるほど飽きが来てしまいました。質は普通、化粧の濃い調理と考えます。
木曜日
昼:銀座の鰻屋
夜:赤坂の鮨屋
昼は筏を食べに取引先と訪問。前もって注文していたので今回は食べることが出来ました。この夏、色々な店(和食屋やフグ屋を含む)で天然鰻を食べましたが、この専門店がフグ屋のはるか後塵を拝する(あくまで友里の食後感ですが)という皮肉。蒸し過ぎでありますが本店とも養殖鰻で充分でしょう。
夜は予約困難な鮨屋。「くまポン」に出ていたので理由を聞いたら常連客からのたっての頼みだったとか。わずか数枚しかださない、クーポン会社の客寄せパンダに徹したようです。
金曜日
昼:大手町の四川料理屋
夜:六本木の和食屋
取引先と再開発ビルの店へ。閑古鳥だと思っていたのですが自称満席で数十分待たされました。麻婆豆腐と担々麺を食べましたが、麻、辣ともイマイチでありました。しかしあの茶芸師、長い注ぎ口を振り回して危険であります。今まで事故がなかったのか。
夜はCPが良いと評判の和食店。店主が一人でやっています。高いコースを頼んでしまったからか、CPは良いとは感じませんでした。一人調理(配膳もしている)の限界からか、調理は最低限。食材をぱっと出すだけなのですが、その質が私には良いとは感じなかった。山葵をふんだんに出してくれるのですが、辛いだけ。もうちょっと甘み(旨み)のあるものを購入していただきたい。
コースのはじめに出てきた天然鰻がイマイチだったからか、あとからでた鱧、鮎といずれも支払い額を考えると満足できるレベルではありませんでした。
土曜日
昼:西麻布の蕎麦屋
夜:六本木の天麩羅屋
昼は最近出来たらしい交差点近くの蕎麦屋。普通でした。
夜は再開発エリアの天麩羅屋。揚げ職人がまたまた若い人に変わっておりまして、1万円を考えると物足りない。海老も2尾と少なすぎです。
日曜日
昼:品川のオイスターバー
夜:白金の四川料理屋
昼はアトレ内のオイスターバーで生牡蠣。しかしNYの本店の倍の値付けは高過ぎではないか。そんなに食べなかったのに、4人で軽く大台を超えてしまった。
夜はホテルのメインダイニング。高いですが満足しました。