再開発ビルは4?5年でテナントが入れ替わるのを望んでいる?

デビューして6年、友里は当初から再開発ビルへの店舗入店に警鐘を鳴らしてきました。
特に高額ブランド店や高額飲食店には、再開発ビルのメインターゲットが観光客や勤め人であるだけに、入店しても客は来ない、と言い切ってきました。
なぜ、閉店撤退が続く再開発ビルに新たに入る店があるのか、大手デヴェロッパーはなぜ同じ過ち(閉店・撤退)を繰り返すのかと。
しかし先日友里掲示板に書き込まれたコメントを見て、私は大きな衝撃を受けたのです。
http://tomosato.net/test/read.cgi/bbs/1239745578/299
なんと、大手デヴェロッパーは長くテナントが居続けることを望んでいるのではなく、4?5年で入れ替わることを望んでいるというのです。
建物全体の収益を最大限にするためには、適度な賃料でCP良い料理(商品)を提供されて繁盛し長く居座られることを望んでいない。
長く居座られると、設備の更新が出来なくなり「雑居ビル化」してしまうからだそうです。建物全体の陳腐化を防ぎたいのでしょう。
高い家賃に耐えられる優良なブランド店だけ残って貰えれば、あとは4?5年で適当に入れ替わってもらう、というのが再開発ビルのビジネスモデルだというのです。
入れ替わりをスムーズにするためにも、ある程度の「空室」は必要だとか。
衝撃です。大手デヴェロッパーは、テナントとの「ウィン・ウィン」の関係を目指しているのではなく、自分の事しか考えていないことがこの書き込みからわかったからです。
撤退・閉店を繰り返して能がないと思っていた大手デヴェロッパーですが、この書き込みを読む限り、実はテナントの4?5年での閉店を望んでいる、換言すれば「適当な時期に行き詰まってくれ」と考えているというのですから驚きました。
再開発ビルから甘い誘いが来て入店を検討している飲食店経営者やオーナーシェフの皆さん、それでも入店するつもりでしょうか。
友里掲示板
http://tomosato.net/bbs/