再び資格ビジネスについて

ネットへの入試問題漏洩事件、そろそろ最後の詰めに入りそうです。携帯や自分のPCでこんなことをしたら直ぐ個人が特定されるのは中学生でもわかっていると思っておりましたが、この予備校生は知らなかったのか。

恐らくこんな国を挙げての大問題になるとは思っていなかったのでしょう。もともとそんな世間を揺るがす大問題なのか。
友里はなぜ、簡単に犯人が特定されすぐ善後策が打てる事件を新聞やTVが「トップニュース」で扱うのか理解できません。こんなこと(携帯などで試験問題がオンタイムに流出)、サルでも想定していたことではなかったのか。そこで私は何か裏があるのではないかと考えてしまうのです。
大相撲の八百長問題や予算案をめぐる国会攻防、そして菅政権の閣僚(前原氏、野田氏)の

政治と金問題

など、マスコミの扱うネタはいくらでもあるはず。私は政権側に気を遣う大マスコミが無理に事を大きくしていると考えてしまうのです。

一所懸命頑張っている人が損をする社会になってはいけない

と、こめかみに青筋立てて臭い正論を吐くコメンテーターもいました。確かに理想はそうですが、現実日本はそのフェアが最優先されているのか。
大相撲の八百長問題では、

ガチンコ 中盆 注射

といった隠語が世に知れ渡っておりました。今回の入試に関しても世には

コネ入社 コネ入学

という単語が世間で大手を奮っているではないか。世にあり得なければ、こんな言葉は流通しません。
例えばTV局やそのマスコミに大きく関わっている広告代理店など

大半の社員はコネ入社ではないか

と長く言われております。広告を出してくれる大企業役員の子弟を最優先に雇っているのではないかとの疑問ですね。中には実力で入った人(全員がコネなら会社は立ちゆかないかも)もいるでしょう。でも世の中、?

実力だけの勝負?

ではないのです。まあ、大会社での出世競争は仕事の実力はまったくなくても?

ゴマすりの実力

があれば勝ち残れますから、ある意味「実力」の世界かもしれません。

さて先日、女性読者からメールで相談を受けました。
今の事務職をやめて、フードコーディネーターやフードアナリストなどの資格を取って頑張りたいとの相談であります。
素早く私は

国家試験の中で最難関の1つである公認会計士の資格を取得しても就職できない人が沢山いるのに、私企業(NPOも)が勝手に発行する資格を大金払って取得しても、屁の突っ張りにもならない

と回答させていただいたのです。

最近は食べログとも提携しているフードアナリスト、王理恵さんを客寄せパンダ(受講生寄せパンダ)にしていた野菜ソムリエ、そして芸名・服部幸應(本名・染谷幸彦)さんが主宰している食育インストラクターもみんな

講習料狙い、講習本販売狙い、受験料狙い、認定料狙いの立派な金儲け

ではないか。特に食育インストラクターなど、国が大きく関与しているような雰囲気を感じてしまいますが、こんな資格を大枚はたいて取得しても何の得にもならないではないか。資格自慢といった己の自己顕示欲満たしには効果があるかもしれませんが、

家柄偽装していた染谷さん、もとい、服部さんが主宰しているNPOの資格

なんて、自慢にもならないと私は考えます。
以前、ある料理店の店主から見せてもらったのですが、服部幸應(本名は染谷幸彦)さんの息子さんも

服部○○

と書いた名刺を配っていたのです。傍で見ていたらまったくの茶番というか喜劇みたいなものだと思うのですが、この先自称服部幸應さんのお孫さんも

服部姓

を名乗ることになるのでしょうか。そこまで徹したら、歌舞伎と同じく一種の伝統芸として認知されるかもしれません。
久々に服部さんのウィキを見たら、この経歴偽装がしっかり書き込まれておりました。
とにかく私は世間に言いたい。

世にある資格のほとんどは管理する会社(人)の金儲けネタなだけ

まともに資格の効果を期待してはいけません。