昨日のブログでちょっと予告をした「鮨 三谷」。肝心のツマミや握りではなく、その
予約がとれない
という事に注目が集まっているようです。業界内でも結構注目されているようで、私もある人気鮨店で
変わった創作寿司を出すらしい
と聞いたことがあります。こちらの店は本当に予約困難(1ヶ月先まで)なので、満席偽装の疑いのある寿司屋に関してほとんど興味をもっておりませんでしたが、集客がそれほど順調ではない銀座の店では興味津々のようです。読者の方からの情報ですが、
築地鮪関係者の話では、ネタはたいしたことがない
四谷の寿司屋たちが確認のため行ってみたが他に客がいなかった
マグロを塩と酢で締めたものを出しているらしい
鮪のスキ身を炙ってアナゴで巻いたものを出しているらしい
と少しずつ情報が漏れ伝わって来ました。以前にも書きましたが出身の海鮮系「魯山」ともかなり違った「創作系寿司」を編み出しているようです。
そんな時、ある読者から店との生々しいやり取り(電話)の情報をいただいたのです。簡単に記述してみます。
客:予約をしたいのですが・・・
店:何かを見て電話してきたのか?
客:いえ違います
店:誰かの紹介か
客:いえ以前に伺ったものですけど2人で伺いたいのです
店:2名だと昼なら12月、夜なら来年の4月下旬か5月になる
私がブログで問題提起したからでしょうか、店側がかなり神経質になっている様が伺えます。もしかしたら検証精神旺盛な読者からの予約問い合わせが殺到したのかもしれません。
しかし昼でも12月、夜なら8ヶ月先とは一時期一世を風靡した「エル ブジ」並みではないか。しかし私はこれを素直に信じられないのです。
10席のカウンターで満席偽装していたとして1日に5名の予約を取っていたとします。1月25日営業として、10月から来年4月までの7ヶ月間でその予約数はなんと
875名
になるではありませんか。こんなに街場海鮮寿司店出身の店にスタンバイしている人がいるのでしょうか。
皆さんもまわりの自称鮨通、鮨好きの人に聞いてみて下さい。四谷の寿司屋達のほかは、訪問した、予約出来た、という人を見つけるのは非常に困難なはずです。
そして私はある「仮説」を思いついたのです。その仮説を導き出した読者の方々からの情報は
2名でも1名でも最短の予約可能日が変わらない
予約がとれたらその後に人数を増やすことが可能になる
貸し切りだとカウンターを満席(10名)に出来る?
あくまで私の推測ですが
一日一組しか予約を取っていない?
との結論に達してしまったのです。
1組だから後から人数を増やしても大丈夫。一組だから1名でも2名でも予約可能な最短日は同じ。1組だから10名の入店もオッケー。
そういう結論しか出ないのではないでしょうか。
そこで私は言いたい。世には「一日一組(二組)限定」と謳っている店はままあります。組数を制限しているならはっきりそう宣言すればいいではないか。半年(8ヶ月)先まで一杯とか意味深なことを言って断るのはどうみても
満席偽装
としか思えないのです。
予約困難さではなく、鮪を炙って他のネタと合わせるような「創作寿司」に自信があるなら、
堂々と一日に何組も予約を取って、世間の鮨好きや同業者からの評価を受けてみろ
と私は「鮨 三谷」に提言させていただきます。