今回の旅行で一番の目的だったのがアルバでピエモンテ料理と白トリュフを堪能すること。
ラッキーなことにアルバ初日のディナーに選んだ店が最高でして(安くて美味しい)、パリでの不満を一気に解消することが出来ました。
詳しくは明日のブログで紹介させていただきます。(移動日なので簡単なブログになります)
本日は本場白トリュフについての最新情報。
東京のイタリアンでは(関西では普及していない?)白トリュフが
10グラム8000円→100g8万円(つまりキロ80万円)
と編集者から聞いておりまして、今年のアルバ産白トリュフは例年以上に高いなと覚悟していたのです。
ところが、こんなことを書くと都内の高級イタリアンから苦情が来るかもしれませんが、今年のアルバ産白トリュフ
豊作で去年より安い
のであります。
あまり参考にはなりませんが、白トリュフ祭りの会場に出店しているトリュフ農家の売値は
100g当たり300ユーロ前後
邦貨に換算すると4万円前後となるでしょうか。日本の店売りの半値ですね。
でも昨年の値付けは、この会場もので350ユーロ前後でしたからユーロ的には値下がっているのです。
そして驚いたのが大きさ。会場内で売られている白トリュフは小ぶりしかなかったのですが、
今年はデカいものがある
のであります。豊作なんでしょう。
会場内で売っている白トリュフはド素人相手なので質がイマイチでありまして、路面の専門店をチェックしたのですがやはり
100g当たり400ユーロ前後
と昨年より2割以上安くなっていたのです。
白トリュフは大きくなるほどグラム単価が高くなるのですが、250g前後とジャガイモ級の単価をチェックしましても、去年と比べて
600ユーロ → 450ユーロ
とかなりの値下がり。(同じ店で比較しています)
ですから円安を考慮に入れても今年のアルバ産白トリュフ、東京では
去年より安く提供できる
と思うのですが、日本のインポーターの皆さん、この友里の問いかけにどのように回答されるでしょうか。
路面店の売値はキロ50万円前後でありますが、これも素人向けの価格。
日本のインポーターは白トリュフの農家から直で購入しているはずですから(まさか路面店から買っていないでしょう)これよりかなり安く仕入れているはず。
円安を考慮しても去年より安いはずの白トリュフがなぜ今年も高いのか(しかもレストラン売りが信じられない値づけ)
インポーターの仕入れが甘いのか、インポーターが儲けすぎているのか。
インポーターから出禁となっても平気な友里の素直な疑問であります。