今年になって訪問した店 短評編 33

昨日のブログで取り上げた回転寿司などに出ている「大間の鮪」、北海道の方から情報をいただきました。
なんと、北海道の魚屋や回転寿司にも安く大量に出回っているそうです。
函館の西の松前の漁師たちが定置網を仕掛けて、10Kgぐらいの本マグロが大量にとれ、それが「大間鮪」として出回っているとか。
我々が有り難がる一本釣りの「大間鮪」とは全く別物の、メジマグロ(幼魚)が正体のようです。
大間も戸井も漁場に変わりがなく、違いは捕獲方法と〆処理にあると言われています。
TVなどマスコミで煽られた大間鮪は、小さな船で一本釣りしたシビマグロ(成魚)です。10キロの定置網のメジとはまったく物が違います。
我々素人は「大間の鮪」というと最高峰のマグロ(一本釣りのシビ)と連想してしまいますから、店側としては「同じ大間でも定置網のメジです」と言わなければ不親切というものです。食べただけではわからない素人相手とはいえ、店には「説明責任」があるのではないか。そこまで細かく説明したくないと言うのなら、10キロの定置網のマグロを「大間の鮪です」とわざわざ言うなと私は言いたい。
さて、3店です。
牛肉食堂 カウベル
渋谷の牛専門のようなビストロ。前菜には牛肉以外に野菜類の料理がありますが、メインはオマール1種を除いて他は全部牛肉です。
メキシコ、庄内と牛の産地は2種、部位はフィレ、リブロース、腿とあります。
ワインも安くて肉好き4人が食べまくり飲みまくっての支払いが4万円弱。一人1万円以下でこの食後感、再訪したい店です。
オギノ
池尻大橋のビストロと言われていますが、ジビエの種類も多い本格フレンチ。前菜、メインと料理の種類が多いのが特徴です。
最近の流行ではないしっかりした味付けで、ワインも高くなくCPも○。トルナヴェンントとはタイプが違いますが、マダムのサービスにも注目です。
またまた再訪したくなる店に当たりました。
芝蘭 銀座
やっと新ビルに戻ってきたというのに、残念なことに総料理長が亡くなられてしまいました。ご冥福をお祈りします。
大勢での訪問でしたが、1000円の前菜盛り合わせを頼めば後は単品オッケーというので、色々な料理にチャレンジ。
面白かったのは四川ダックです。肉が付いているだけではなく、なんと芝蘭風は煮込みでありました。
値付け、味と変わっておらず安心しました。