かなりミシュランガイドが売れ残るのではないでしょうか。
発売当日の大手書店では、数人の客がレジで購入しているのを見ましたが、昨日のある大手チェーン店では、山積みのミシュランガイドを立ち読みしている客達はみな購入に至りませんでした。
以前から友里が指摘しているのですが、星付きランクを先に開示してしまっては、買うほどの魅力がないのが東京版なのであります。
1、 掲載店(星付きのみ)が少な過ぎて、ネットですべて確認できるので買う必要がない。
2、 紹介文は店の口上を垂れ流すばかりで、文章に面白みがないので「読み物」して成立していない。
3、 2項にかぶるかもしれませんが、批評、批判などの検証精神がなく、3つ、2つ、1つの店の料理のどこが違うのかまったくわからない。
要は200ばかりの格付けをしただけで、中身がまったくないのがミシュランガイドの実情と言えるでしょう。
フランス版、イタリア版、スペイン版などは掲載店を数えるのが不可能なくらい内容が細かい。だからわざわざ買う人も居るわけでして、わずか200店前後の単なる店データだけですから、ランク付だけ知ってしまえば、買う必要がないんですね。
熱しやすい日本人を煽る為に、プレス発表などでランク付けを先に開示したミシュランの戦略ミスと考えます。
内容が薄いのに先に中身を教えてどうするんだ。こんな簡単な事がわからないのですから、ナレさんも読みが甘い。
来年以降も発売前に開示し続けたら、販売部数はますます減少することでしょう。
プレス発表でつまらない質問をいの一番にした似非グルメの放送作家が居ましたが、先日発売した「ゴルフボール」の売り上げ状況を聞くマスコミが居なかったのが残念。
おそらくほとんど売れていないでしょうが、肝心のガイドもゴルフボールのようにならないことを祈るばかりです。
さて3店です。
鮨 福元
なんとミシュラン1つ星になりました。ラフな格好の地元客が多い、1万円台で楽しめる鮨屋であります。
主人は握る合間に喫煙していると言われていますが、ミシュランはその点には寛容なのでしょう。
バルバッコア クラシコ
新丸ビルにあるシュラスコの食べ放題店。合コンや会社の宴会で人気があるのか、盛況です。
酒類の飲み放題を入れると一人1万円ほど。決して安いとは言えませんが、話のタネには良いでしょう。
喧騒とした店内ですから、接待には向いておりません。
やす幸
しかし高いオデン屋です。
刺身など酒のツマミを頼むのが原因でしょうが、お土産のオデンを入れて一人当たりなんと2万円突破。驚きの支払額でありました。
料理の価格が開示されていないので不明瞭感がぬぐえません。
ガチ、やっとアマゾンに入荷しました。