今年になって訪問した店 短評編 24

ミシュランガイド2009年版、発売まで2ヶ月を切ったというのに、昨年ほどの盛り上がりを感じません。キャンペーンをほとんど打っていないのではないか。
今年は予約カードなるものを用意しているようですが、銀座の大きな書店ではそのカードが山積みの(実際は横になっていますけど)状態でありました。
売り切れで買いそびれると副業とはいえ仕事が出来なくなると思い私は予約カードを出しましたが、この時期予約をした方がいらっしゃるかどうか。
しかもアマゾンで確認して驚きました。来年度版は100円値上げして「2415円」(消費税込み)になっているではありませんか。
ネットで星付きランキングがすぐ確認できるだけに、こんな高い価格で売れるのでしょうか。
さて3店です。
ミスタースタンプス ワインガーデン
懐かしいです。昔「ヴィノテーク」というワイン雑誌を購読していたとき、よく登場していたワイン業界の有名人のお店。一応フレンチのジャンルだと思いますが、ここはワインバー的な位置づけでしょう。リーズナブルな値付けのワインがありますので、ワイン初心者はお任せでワインを頼むとよいと思います。
分とく山
久々の訪問です。たしか7月のある日曜日に「20周年パーティー」をやっていたと記憶しております。
「モウラ」では11/27に掲載予定ですが、簡単に一言。
相変わらず満席でしたが(1階しか確認していません)、料理も相変わらずです。20年前は珍しかったでしょうが、若手の最近の高額和食のレベルが上がっているだけに、独学に近い野崎氏の創作料理の限界が見えてしまいます。昔の名前でいつまでこの勢いが続くか。オーナー料理長ではないだけに、経営者の今後の判断時期が見物であります。
鮨 なかむら
女将は店に出なくなったようです。かわりに若い衆が増えておりました。
握りは別にしてツマミは悪くないと思っておりましたが、ミシュラン掲載で傲ってしまったのか、たいした物が出てきません。握りも含めてタネ数が少な過ぎです。
相変わらず独特の客層も健在ですから、わざわざ訪問するほどの鮨屋ではないでしょう。