今年になって訪問した店 短評編 21

先日「ハンコック」という超人物の映画を見ました。内容は荒唐無稽ではありましたが、あまりに馬鹿げていてかえって面白かった。始まる前の予告では、今月末には「アイアンマン」という、これまたロボスーツを着た超人ヒーロー物が公開されるとありました。夏には「ハルク」もやっていましたっけ。大人を対象に、これだけ超人物を立て続けに造るアメリカ、実社会でも強いリーダー(ヒーロー)を求めているという現れでしょう。
さて3店です。
宮葉
「神泉 小笹」が期待はずれとなったので、やり直し会として訪問。
タネ質は相変わらず高く、ツマミの種類も豊富。余韻のある酢飯も美味しく、連れも満足の一晩でした。しかし支払いは高かった!
西麻布 拓
いつものとおりツマミが豊富。一工夫している物が多く、酒飲みにはありがたい店。反面、握りはそれほどのものを感じません。
ツマミ○、握り△、しかし共同出資者の主人とソムリエールの対応はよく、トータル的には「寿司幸」や「かねさか」よりはるかにマシでありました。
つきじ 植むら
この料理で☆を提供してしまうミシュラン。まったくいい加減です。
造り置きの八寸、カツオが強すぎてバランス悪いお椀、質の良くない切り置きの造り、など単なる「宴会料理」でありました。
☆つけている和食店の過半が過大評価というか再訪はあり得ない食後感。ミシュランに掲載されている和食店のハズレ度がこれほど高いということは、調査員の資質に問題があるとしか考えられません。