ある程度予想していた谷亮子選手の金メダル逃し。一瞬の隙で勝負が決まる格闘技のしかもトーナメント制ですから、必ずしも実力のある人が勝ち残るとは限らないでしょう。
しかし友里的には納得がいかないのです。試合後の谷選手は以外にサバサバしていて「主婦に戻る」と言っていました。TVなどマスコミでは賞賛の嵐ですが、こんなことを書くと怒る人もいるかもしれませんが、私は主婦に戻るのは先日の選考会を兼ねた大会決勝で敗れたときではなかったかと考えます。
金をとるのに最適な選手を選んだと連盟の偉い人が判断したようですが、この結果責任はどうとるのでしょうか。先の決勝で谷選手に勝った選手は今どう思っているか考えているマスコミはいるのか。
勝負は時の運ですから結果は仕方ない。しかしその過程は重要ではないかと。今回ベテラン野村選手の代わりの若手は1回戦で敗れたようですが、それはそれで仕方がないと納得します。野村選手を出していたらもっと勝ち進んでいたかもしれませんが、選考会(あくまで参考なのでしょうが)で負けているのですから仕方ありません。選考会もオリンピックも同じ一発勝負。選考会の一発に負けてオリンピックの一発だけ勝てると思うのはどう考えてもおかしい。
48キロ級はどうせ頑張っても「特別待遇」の谷選手に良いところをもっていかれるとクラス替えをして谷選手を避ける選手、モチベーションが上がらない選手も多いと聞きました。
私は谷選手の引退で、やっと柔道女子48キロ級が正常に戻ると考えます。
さて3店です。
桃の木
2つ星和食の「菱沼」の後にオープンした当時から、やたらとマスコミに露出、ライター達が絶賛していた全網羅的な中国料理店です。
四川風、広東風など色々な地方の料理を出していますが、料理は広く浅くというか、ディープな郷土色は感じません。
敢えてここの料理を表すれば、「香りを重視する調理」と言えるでしょうか。豆板醤とトウチを使用しない「麻婆豆腐」、友里には物足りなかったです。
ザ フレンチ キッチン
グランド ハイアットホテルに新しい形態(ビストロ料理のブッフェ)が登場してきました。鉄板焼といい、このビュッフェといい、このホテルのレストラン、集客に苦労しているのかコンセプトの大変更をよくします。
サラダステーション、ハムステーション、チーズステーション、前菜ステーション、オムレツステーション、肉類ステーション、デザートステーションと各ステーションには取り放題の料理が盛られております。肉類はその場で火入れしているものもあり、パテ、豚、仔羊、牛などビストロ風な料理も並んで大人が7300円。最近は「食べ放題の友里」と揶揄されているようですが、家族連れ(子供は約半額)でホテルのレストランを利用する場合は充分もとがとれると思います。
幸村
久々の鱧の時期の訪問です。しかしこの主人、東京生まれで成人近くまで東京で過ごし、また東京へ戻ってかなり月日が経つというのにどうして「京都訛り」を連発するのでしょうか。幼少期に京都で育ったなら大人になっても抜けないのはわかりますが、これは誠に不自然。
今回は、客によって骨切りしない鱧を再加熱している現場を目撃してしまいました。
詳しくは「モウラ」の8/18に掲載します。