パラグアイ戦、PK戦で負けたとはいえ岡ちゃんジャパンの健闘には素直に敬意を表したい。まさかここまでやるとは思いませんでした。
サッカーというのは恐いと言いますか、長年の積み上げなしでも何かのキッカケで当たると思わぬ力を発揮するようです。今回は、ここ数年間繰り返していたことを1週間前に大きく変更するという博打がそのキッカケとなったと私は思います。
欧州の強豪と言われる国が一次リーグで散っていたことを考えると、何かのキッカケで実力をはるかに上回る結果が出て、何かの拍子にまったく実力が発揮できない結果となるスポーツがサッカーということでしょうか。
さて、本日いよいよ帰国の途につきます。
昨年の同時期にも訪問したニューヨーク。「ジャン・ジョルジュ」は別にして「マサ」のひどさに閉口したのですが、今回の店訪問は「突っ込みネタ」を得るためではなく、純粋に行きたかった店を選んだので当然と言えば当然なのですが、シカゴやサンパウロを含めて当たりが多かったと言えるでしょう。最近、ちょっと運が良くなってきたことも関係しているかもしれません。
ピーター・ルーガー
やっと行けました。NY駐在の知人に頑張って予約して貰ったのですが、美味しかったですね。
外側が香ばしく(焦げ過ぎという人もいるでしょう)、中はジューシー。このアメリカン風の焼き方が私は好きなんです。
アルゼンチン牛より旨みというか肉の味の濃さが薄かったように感じましたが、脂まみれではない赤身の肉、これが本当の「牛」と言うものです。
パ・セ
これも知人(実際は秘書らしい)に頑張ってもらって実現できた訪問。恥ずかしい話ですが4?5年前、予約を取らず、ホテルのコンシェルジュに「日曜のランチを予約して」と頼んだら?
えっ、何ヶ月後の日曜なのか
と嫌みというかバカにされた友里。当時も予約受付開始日にあっという間に埋まってしまう人気店(今でも土日は厳しいとか)であることを知っていたのですが、ランチは大丈夫と軽く見ていたのです。
念願かなって夜訪問できてうれしかった。
料理ですが、盛りつけなどは今風ですが、調理はしっかりしたオーソドックスなもの。悪くはないというか、美味しい部類でありました。
ラトリエ ジョエル ロブション
実は他の2つ星イタリアンを予約していたのですが、チェックインした際、2階にこの店があるのを知って急に行きたくなりました。
ガスパッチョ、ズッキーニなど前菜は悪くはないけどちょっと味が濃すぎる感じ。メニュー外で強く勧められた子羊、煮込みすぎで羊の香りや味がしなかった。癖がないと言えばそれまでですけど。グラスワインは予想通り高かった。
ベルナルダン
北米、南米と肉料理が多かったので、最後くらいは「魚料理」ということで選んだのが、この魚料理専門の3つ星店。どの魚料理が良いかわからなかったので、「シェフズ テイスティングメニュー」にワインペアリングを選択しました。
調理は今風、いわゆる創作フレンチっぽいのですが、勘違いした日本の若手シェフと違って、食材や調味料、ソース、ハーブなどの組み合わせに奇抜さがなく、充分許容範囲。感想は、「美味しゅうございました」であります。
「ベルナルダン テイスティングメニュー」には「神戸牛」という文字がありました。この店でも「肉」、しかも脂まみれの牛を出すようになったのでしょうか。