京都吉兆のミシュラン掲載拒否の内幕

読者の方から「徳岡さんがミシュラン掲載拒否の理由などを開示している」との情報をいただきました。まずはご覧ください。
http://www.president.co.jp/pre/backnumber/2009/20090413/10358/10365/
前半の「口上」は眉唾というか話半分に流して読んだ方がいいでしょう。問題は最後のミシュラン掲載オファーのところです。
「東京吉兆が辞退したので断った」、「うちが断ったら他の店も次々辞退した」、「次の誘いがあったら掲載してもらいたい」といった発言に私は驚きました。
東京吉兆が断ったということは公になっているのでしょうか。噂はあるかもしれませんが、業界の異端児である友里征耶がバラすのと違って、身内が公にしてしまって良いのでしょうか。
それに「東京吉兆」が先に辞退したから仕方なく辞退したというのではなく、「吉兆グループ」の総意で「ミシュラン掲載拒否」をあらかじめ決めていたと業界通から漏れ聞いたことがあります。
本人(徳岡氏)は「菊乃井」の村田氏と共に、「ミシュラン掲載願望」が他店より傑出していたとの話も聞いております。吉兆が辞退したから他店が辞めたのではなく、他店がみな相手にしなかったので孤立化を避けるため辞退したのではないでしょうか。
しかし「次のオファーがあったら受けたい」という言葉が彼の性格を如実に物語っていると思います。「星付きレストラン料理長」の肩書きにかなり魅力を感じているようで、目立ちたがり屋でありますがある意味純粋(幼稚?)な面もあることがわかりました。
最後に徳岡さんへ。ミシュラン調査員の構成を間違えています。
調査員はチーズや肉を食べて生活してきたフランス人ではなく、2年目からは「まともな和食」を食べてこなかった日本人が主体になっているのです。