先週金曜のことでした。本業の接待で初訪問した店でのこと。
普段なら土地勘のある都心で接待するのですが、この日は工場見学に来た客をもてなすため店が地元に限定されてしまった。
3つの路線(相鉄、小田急、地下鉄)が重なる駅なのですが、それなりに有名な一貫教育私立校の地方分校(失礼)があるからか、近辺は居酒屋がほとんど。
ビストロやイタリアンらしき看板を掲げた店もあるのですが、実態は
なんちゃって
でありまして、それなりの客をもてなす店が見当たらないんですね。
そこで必死に調べた結果、客単価が1万円はするステーキ屋を駅近くで見つけて訪問したのであります。
こんな地に客単価1万円(200g前後のステーキで8000円前後)があるとは接待で今後も使えるではないか
と期待したのですが、結果は己の甘さを痛感。
その日は週末金曜、しかも月末だというのに客は我々6名だけと最初から嫌な予感。
まずは泡とシャンパンを頼んだら、家族経営なのかお母さん格(といってもシニア年代と推測)の女性が
えっ、ホントに頼むのかよ
という顔をして、確認してくるんですね。
見ればワインリスト、このシャンパンが一番高く(8000円くらい、)あとは見たこともない日本製?のワインばかり。
しか~し、埋没したとは言え高額飲食店業界から忌み嫌われた友里征耶、
8000円のシャンパンを頼めるのか
と疑問に思われるほど落ちぶれたのかと情けない気持ちになったのであります。
しかもサービスも最低。
この店では最高値のシャンパンでさえ、この高飛車マダムは一切グラスに注ごうとしないんですね。
テーブルにポンと置いて立ち去ったのであります。
仕方なく、その後の白ワイン、赤ワインも自分達で注いだのであります。
シャンパンも冷えていなかった。
白ワイを頼む時、「冷やしてください」と言ったら
うちのは冷えてます(要約)
と返されてしまった。でも出てきた変な銘柄の白ワイン、友里基準(普通のワイン飲み基準)では冷えていなかった。
オーダーを受ける態度も横柄でしたが、おそらくこの駅周辺では最高客単価の店だというのに、オードブルからステーキまであっという間の登場。
この日の客は4名なので、早く返して家に帰りたかったのか。
肉の焼き方、普通の店なら「当店に任せて」という店があるくらいなのに、客が何が良いか聞いたら
それは客が好みの問題だから言えない(要約)
との返答。
焼き方なんて、店(焼き手)によって、同じミディアムレアでも火入れの度合いが違うから、一概に言えないんですけどね。
しかも、それはお前が決めろ、という態度ですから唖然呆然。
そして最後のお会計で友里は怒りが爆発しそうになったのです。
6名での支払いが8万円くらいでしたか。
カードで支払おうとしたら、
うちは現金だけ
おいおい、HPではそんなこと書いてなかったはず。
後で調べたら、食べログでは不可とありましたが・・・
そこで仕方なく、5万円しか現金がなかったのでどうしたら良いか聞いたんですね。当然
それなら週明けに来店して支払ってほしい
振込先を教えるから振り込んでくれ
との返事を期待して。
ところ~が、高飛車マダムは開口一番
すぐ近くにATMがあるから、そこで現金を下ろしてこい(要約)
と曰ったんですね。
驚きました。
残念ながらキャッシュカードを持っておらず、現金を下ろせない。
そこで
○○という会社の代表なんですが、来週来店して支払うか、振込でどうでしょうか
と言ったのですが、その高飛車
その社名、聞いたことはあるけど・・・(要約)
と気乗りしない返事。
こりゃ困ったと思っていたら、見かねた部下がやってきて、偶然3万円ほど持ち合わせがあったのでなんとか現金で支払って放免してもらうことができたのであります。
まあ、カード使用を許すか否かは経営の問題なのでどうこう言えませんが、
ATMで下ろしてこい
はいくらなんでもやり過ぎ、客商売としていかがなものか。
オーダーの受け答えなど接客も横柄であっただけに、店主やマダムの性格によるものなんでしょうが、
この地で勘違いするのは100年早い
と悔しさをブログで最後に晴らして、ブログを〆とさせていただきます。