中国人観光客もこれからは1時間半粘ることが出来るぞ、すきやばし次郎

本日は拙著「堕落のグルメ」(角川SSC新書)の宣伝のため、イントロ含めて〆は大阪人の習性に持っていきます。大阪人の方は読まない方が良いかもしれません。

それではイントロから。
今朝のTVでは、熟成肉を扱う新規オープン店の宣伝紹介がありました。
まずは恵比寿へ移転したロウリーズ。でもUSDAビーフを使っているとは知っていましたが

熟成牛だったの?

移転前に何回か訪問したことがありますが、あの大箱経営で

まともな熟成が出来るのか

友里は疑問であります。
もう1店は池袋に進出してきたというGottie’s BEEF
50日間熟成させるとか言っていましたが、アメリカの本場でも30日前後ではないか。
なんでも長く引っ張れば良いというものではないはずですが、友里が気になったのは熟成させている牛が

どこ産の何という品種なのか

ぐるなびを見る限り、まったくその手の情報が見当たらないんですね。

http://r.gnavi.co.jp/gcxs800/

はっきり開示しなければ

もしかして乳牛

と思われてしまうではありませんか。
しかしそれ以外にも疑問が出てきたのです。この店は関西から進出してきたそうですが、友里が知る限り大阪人は

鯛やフグを熟成させない(寝かせない)はず

フレッシュというのでしょうか、プリプリの身質を好む習性があると思いますので

肉も熟成を好まないのではないか

まあ、本物を知らない、知ろうとしない大阪人(詳しくは「堕落のグルメ」を参照のこと)でありますから、熟成ブームに飛びついただけなのかもしれません。

 

それでは本題。
昨日友里ツイッターでお知らせしたオバマと安倍さんとの

すきやばし次郎での夕食会

今朝のTVでは次郎の宣伝一色でありました。

まともな鮨好きは寄りつかず、今や外国人観光客で成り立っていると漏れ聞きます次郎(本店もカード可になったとか)でありますが、オバマと安倍さんの会食時間は1時間半に及んだとか。
友里が知る限り握りだけなら20分、刺身だけのツマミを頼んでも1時間は持たないはずでしたから(店仕舞いが早いので回転を上げたいだけ)

カード可と共に営業スタイルも変更したのか

と驚いたのであります。
おそらく店宣伝のためお上に

魂売っての媚びへつらい

だと思うのですが、その宣伝と引き替えにこれからはメイン客の中国人に対しても

数十分で追い出すことが困難になる

のではないかと友里は心配しております。

それでは〆に移りましょう。
TV報道ではオバマさん、なんと

人生で一番美味しい寿司だった

と言ったとか。
でもこう言っては怒られるかもしれませんが、いくら世界の自分勝手のアメリカ大統領だからといって

人生で何回まともな鮨を食べた経験があるんだ

分母が少ない(ゼロかも)ですから、こんな褒め言葉に釣られる日本人がいるとしたら誠に情けない。

友里得意の例えで表しますと

本物を知らない、本物を知ろうとしない大阪人がパリへ初めて行ってムーリスを訪問。コースの1品であるフォアグラ大根(デュカスになる前)を食べて

人生で一番美味しいフレンチだ

と言っているようなものではありませんか。

本日はイントロ含め無理に大阪人気質で〆ることによって、大阪人(正確には関西人)の気質を分析している

「堕落のグルメ」(角川SSC新書)

の宣伝とさせていただきました。

最後に。
本日の首脳会談で昨日予想したように、日本の大幅譲歩でTPP決着との報道がありました。