三島にも行列の鰻店があった

先日所用で行った三島、昼前に終わってしまったので新幹線に乗る前に昼食をとることになりました。
同伴者から三島は「鰻」が有名だと聞いた友里、タクシーの運転手さんによると人気店は2店あるようで、観光バスが乗り付ける店はクオリティが落ちると判断、もう一店の「桜家」に決定しました。
鰻自体は浜松などの養殖物だが三島の湧き水で泳がすことによって旨い「三島鰻」が出来るとのこと。
果たして20分ほどででてきた鰻重は、タレは絡めながら友里にとっては「ワン オブ 蒸しの強い養殖鰻」でありました。鰻自体の風味を感じない、よく言えば上品な味わい。はっきり言えば、目を瞑って食べると食感でしか鰻とわかりにくい。
野田岩、尾花の信者が「とっても柔らかくて美味しい」という鰻と何ら変わるものではありません。
友里の持論に「あるレベル以上の養殖鰻は、どの高額鰻店で食べても同じ」というのがあります。
多少の「蒸し」の強弱があるでしょうが、それほどの違いを感じない。鰻は捌き何年、串打ち何年、蒸しや焼きで何年と有名鰻店主が言っているのを聞きましたが、はっきり言っては申し訳ないですが、「鰻修業」で5年、10年かかっていたら、一生和食店は開けなくなるはず。覚える技術、範囲は桁違いだからです。
有名和食店で傑出した鰻に遭遇する場合はありますが、有名鰻店に傑出したお椀など和食がないのがその証左であります。
三島の「桜家」で一番安い鰻丼、鰻重が2620円という強気の価格設定に驚いた三島短距離出張でありました。