ロブションはジャーナリストに「タダ飯」を出している! 5

ロブションの「タダ飯提供問題」も今日で一応終了です。掲示板でも色々な意見が書き込まれておりました。
タダ飯容認派、ヨイショ記事容認派の方もいらっしゃいました。そんな中で、外食好きな方がヨイショライターたちの存在を許す考えに対して、友里的に考えてみたいと思います。

多くの読者は、料理評論家やフードライター、レストランジャーナリストたちがタダ飯しているだろうと思っている。それを前提としてヨイショ記事を読んでいるので、彼らの記事をわざわざ問題視する必要はない。

確かに外食経験の豊富な方、料理に造詣の深い方たちは、彼らの歯の浮く「ヨイショ記事」など信じないでしょう。「どうせ取材と称して料理人にすり寄ってたかっているんだろ」と思っている人も多いはず。
しかし、世にはそのような人ばかりではないのです。純粋無垢で何ら疑うことを知らない方たち、騙されたことのない人たち(騙されたことに気づかない人)、たとえ騙されていたとしても幸せな気分でいられるだけで良いと思っている人たちが多くいらっしゃるのです。
そのような方が多くいらっしゃるから、振り込み詐欺、オウムのようなカルト教団、スピチュアルカウンセリングでの金儲け、などが根絶しないのです。
最近はなくなりましたが、電話アポ商法の一つに「マンション投資」がありました。儲かる話として、「リースマンションへの投資」をすすめる電話がよくかかってきましたが、その実態は投資する客が儲かるのではなく、「バカな客につかませてその会社が儲けよう」とする仕組みです。
金商法もありましたか。霊感商法もしかり。つまらない放送作家が関与していた霊能力番組(宜保 愛子)もしかり。
世にはそのような純粋無垢な人がいるから彼らが根絶されないのだと私は考えます。
しっかりした判断基準をもって食べ歩いている方たちは、タダ飯食べている人の「料理評価」を信じないでしょうが、聞こえの良いキャッチやほめ言葉に弱い人が多いから、店と癒着したヨイショライターがこんなに増殖してしまうのです。
デビューして6年、グルメ記事の原稿料やグルメ本の売れ具合(印税額)など業界の実態を、身をもって経験してきました。
その結論は、飲食店の評論による収入(原稿料や印税)だけではたとえ第一人者といえども、中級以上の店で毎日食べ歩くことは不可能。ましてや、中堅どころなどは大赤字になるはずです。
しっかりした判断基準を持った国民が多かったなら、何も考えない国民が少なかったなら、「小泉劇場」は開演しなかったか、もしくはすぐさま閉演となったはずだと私は考えます。
友里掲示板
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