やはり注目度はそれほど落ちていなかったようです。
昨日のミシュランガイドプレス発表、多くのメディアが駆けつけたようで、ワイドショーはじめ多くのTV番組で取り上げられることでしょう。
さて今回の発表、友里の予想がかなりの確度で当たりました。完全にはずれたのは、「龍吟」の3つ星、「ランベリー」の2つ星、「オレキス」の1つ星くらいであります。
「石かわ」の3つ星、「堀兼」の2つ星などの大当たりは事前の「情報じゃじゃ漏れ」の証左であります。
「掘兼」の主人は、「2つ星以上でなければ拒否する」と交渉したと豪語しているそうですから、裏取引みたいなものですね。
世間では星昇格にスポットを当てているようですが、友里は「星降格」に注目です。
ナレ氏は、星降格店は「質が落ちたと判断した」とプレス発表で言い放っております。
まずは降格店リストをつくりましたのでご覧ください。
二つ星→一つ星
「植むら」
一つ星→非掲載
「アルバス」、「オオハラ・エ・シーアイイー」、「キャーヴ ひらまつ」、「久兵衛」、「クチーナ ヒラタ」、「さざんか」、「シェ・イノ」、「招福楼」、「なだ万 ニューオータニ店」、「花山椒」、「六雁」、「リストランテ濱崎」
「有名フレンチの降格」と私が予想した店はなんと「シェ・イノ」でありました。皿の上(料理)やサービス、内外装から考えて、この店を外して「エメ・ヴィベール」や「森本XEX」が安泰なのは、まともな舌の持ち主の判断ではあり得ません。
その他「クチーナ ヒラタ」の降格にも驚きです。
「ガチミシュラン」で友里が2つ星をつけたこの2店、ねらい打ちされた可能性があります。
逆にケチョンケチョンに酷評された店は、意地でも降格させなかったのでしょう。
降格で一番の注目は「久兵衛」です。単なる銀座の「観光大箱寿司屋」ですから1つ星自体が間違いだったのですが、イメージダウンは計り知れないでしょう。もともと寿司自体がたいしたことないですからね。
「招福楼」、「さざんか」、「なだ万 ニューオータニ店」、「植むら」なども順当な降格だと思いますが、降格に値する店はもっと他にあるのではないでしょうか。
降格店はどれも大手かホテル店のような経営基盤が小さくない店や常連がついた経営安泰の店ばかりです。
日本人の国民性を配慮して、降格させても経営が逼迫しない店だけに絞った判断は、果たして公平だと言えるでしょうか。
かくして2009年版も「とんでも店」のオンパレードとなりました。
経験不足の日本人調査員、「かどわき」、「堀兼」を高評価するということは、「創作和食」がお好きだと読みました。本格的な日本料理は食べこんでいないのでしょう。