ミシュランガイド東京版の賞味期限

おかげさまで連日マスコミからの問い合わせをいただいている友里。週刊誌、女性誌、新聞のほか、TV局関係者の方からまで色々と取材を受けました。HPのヒット数も20万を超えています。
ミシュラン発売後に色々と問題や疑問を投げかけるライターがでてきましたが、発売前から問題提起していたのは伊藤章良さん(ここのところかなり宣伝してますから美味しい食事でも一回驕ってください)と私くらいでしたからそこがウケたのだと思います。
いつまで続くかわかりませんが、デビュー直後に続く注目度、こらが「旬」というのでしょうか。ピークを打って転げ落ちるのは避けたい。
さてミシュランガイド東京版、初版は15万部だというから驚きです。「東京いい店うまい店」(文藝春秋社)でも数万部のはずですからこの強気はどこから来たのでしょうか。おそらく派手なパーティや宣伝を乱発してしまったので、15万部は売らないと黒字にならないのではないか。
しかしここ数日のマスコミ露出で売れ行きは順調なようですが、カウントダウンに駆けつけた人の中には、「挙げられた150店はいずれも行ったことがない」という人(川崎市在住)も交じっていたようです。(オーマイニュースより)
全店経験した人はほとんど居ないと思いますが、全店行ったこのない「外食好き」な人も珍しいはず。つまり、ほとんど「飲食店」や「食べ歩き」に興味のない人がマスコミの報道に釣られて購入しているだけだということでしょう。掲載店の予約困難は半年続くでしょうが、業界関係者の方からは、「1週間で話題にもならなくなるだろう」と聞きました。
少なくとも来年末の更新版、これ以上3つ星含めて星を乱発するのか、降格させる店をだすのか、どちらにしても内容的には店の口上を垂れ流しているだけですので、「東京カレンダー」と大差ない。来年以降は発表される格付けリストを見るだけで充分だと思います。