ヌーボー解禁日だったのか

昨夕のことでした。取引先の幹部へ連絡を取ろうとしたら17時前だというのにもう退社したのか不在。それなりに重要な話だったので至急連絡を取ってもらうように頼んだのです。
程なくして私の携帯に連絡が入ってきたのですが、なんと彼は

ボジョレーヌーボーのパーティーに出ている

と言うではありませんか。
年を追う毎に過熱感がなくなってきたボジョレーヌーボーでありますが、東京や大阪といった大都市であったなら、まだしつこくヌーボーのパーティーが開催されているという話も理解できます。ところが件の会社は北信越地方のある市。
こう言っては失礼ですが、そんな地方で未だヌーボー祭りなんかやっているのかと一瞬疑問に思ったのですが、すぐに理解ができたのです。実はその会社の別部門が

フランスワインのインポーター事業

をやっていたんですね。客先を集めてのヌーボーパーティに、部門違いではありますがその幹部はかり出されていたわけです。
その時やっと私は昨日がヌーボー解禁日だったと思い出したのです。友里掲示板ではいくつかヌーボーについての書き込みがありましたし、ブログでもミシュランガイド東京版の発売日と同じ時期だと書いて認識はしていたのですが、肝心の当日に忘れてしまっていたのです。
早速ネットでちょっと検索をしてみたら、今年の出来は

8月下旬からの好天のおかげで、フルーティで活気のある、ほど良いタンニンを兼ね備えた

とありました。この10年か20年、毎年なんだかんだと理由を付けて

今年の出来は良い

と煽り宣伝しているボジョレーヌーボー。この時期、話のタネに1本(1口以上)は飲む友里でありますが、私の拙いテイスティング力では「出来が良い」という確認が出来ないだけではなく

美味しい

とさえ感じることはなかったボジョレーヌーボー。いわゆる季節ものと言いましょうか、縁起物と言いましょうか、正月の

お屠蘇

のようなものだというのが私の認識であります。美味い不味いの次元で考えるものではない。よって年に1本(一口)で良いというのが友里の結論であります。

もう20年近くヌーボーを年に1口以上飲んでおりますが、家のダイニングテーブルに座って、夕食と合わせてじっくり飲んでもグラスがすすみません。
グラスがすすむシチュエーションは

立食形式で料理はカナッペや唐揚げ

が一番ではないでしょうか。しかしヌーボーに

タンニン

なんて感じるのでしょうかね。