ジェネリック医薬品について

4月17日付けのブログでコレステロールとジェネリックについて取り上げました。新聞記事紹介のTVを早朝見て、以前知人の医師や薬品メーカーの営業マンから聞いたことをざっと思い出して書き込んだ内容、かなり見識不足というか素人の暴論だったようで、医療関係者の方々から多くの指摘メールをいただきました。
ここにいただきました内容を私なりに理解して、簡潔に述べさせていただきたいと思います。色々と勉強になると言うか、裏を知ると怖いです。
ジェネリックについて
先発品と後発品(ジェネリック)は違う
組成は同じでもキレというか効能が必ずしも同じではない。しかもその組成の精度も後発品は悪い場合が多い。
後発メーカーは副作用の長期検証もしていない場合が多く、副作用の報告も遅い場合が多い。弱小メーカーなので安定供給の問題もある。
だいたい、医師の処方箋料は「ジェネリックの方が高い」。それでも院外処方の医師が先発品を処方しているにはそれだけの意味がある。
確かに私が関与している機械にしましても、同じ図面を見たとしても造る人、メーカーによって製品の性能は変わります。生産技術だけではなく、今までのノウハウ、トラブル解決の蓄積が違うからであります。
医薬品も同じなんですね。うっかりしておりました。
しかし、そんなジェネリックでありますが、TV宣伝を結構派手にやり啓蒙しております。処方箋料を高く設定して医師へも普及を促しているようですが、このような根本的なジェネリックの問題を開陳しないのはいかがなものか。
先発メーカーだけではなく、後発メーカーへも満遍なく「天下り」しているそうですから、役人たちは自分たちのことしか考えていないのかもしれません。
日本の医療費について
日本の医療費は世界レベルでは高くない。しかも全医療費における医薬品がしめる割合はそれほど多くない。医薬品だけを医療費問題としてクローズアップするのはおかしい。
また医師の技術料はあまりに安すぎる。
大きな手術でも保険点数はおどろくほど低いと聞いたことがあります。開業医の平均年収が3000万円以上なのに勤務医は1300万円しかないといったデータもいただきました。
しかしこの手の給料格差は、オーナーシェフと雇われ料理人、開業弁護士とイソ弁、大会社経営者とサラリーマン(もちろん私の属する中小、零細も含む)、
有名ソリストと楽団演奏者、座長と脇役俳優などでも見られる傾向なので仕方ないかもしれません。
メバロチンについて
コレステロール値が高ければやはり下げる薬を飲んだ方が良い、というのがほとんどいや、この件でメールをいただいた医師の方すべてのご意見でした。
ただし、メバロチン(商標名)ではなく違う薬の方がいいのではないかとのご意見もいくつもいただきました。
「メバロチン」は「スタチン」系のコレステロール降下薬だそうで、この「スタチン」には「メバロチン」のような「スタンダードスタチン」の他、後から開発された効果の強い「ストロングスタチン」という薬があるそうです。たとえば「クレストール」という商標名の薬だそうですが、こちらの系列の薬で「しっかりコレステロール値を下げて食べ歩け」との助言いただきました。
高脂血症だと開示したら、友里征耶はさぞかしメタボで脂好き、運動不足で滅茶苦茶な食生活をしていると思われるかもしれません。
特定されると困るのであまりはっきりは書けませんが、タバコは吸わず、血圧も高くなく、肝機能の数値も高くなく(これだけ飲んでよくこの数値で止まっているなと感心されます)、中性脂肪も高くなく体脂肪率も15%前後でどちらかというと筋肉質。マグロはトロより赤身好きでサシの入りすぎた肉は好きではなく、野菜は人3倍食べています。筋トレ、ボディパンプ、スカッシュなどの運動もそれなりにやっています。それなのにコレステロール値だけ昔から高いんです。
どこかで肝臓の機能が強すぎるとコレステロール値が高くなる、と聞いた記憶があるのですけど・・・