ゲーテ3月号「生涯のレストラン」を読んで  その3

昨日のブログ、性格が悪いと世間で言われている友里がその持てる才能フルスロットルで小山薫堂さんを揶揄した会心の出来と自負しておりました。
よって満を持しての発信だったのですが、ツイッター含め読者からの反応は皆無に近かったのが意外だった。
そこで本日のブログでは、最後の賢人・見城徹氏に対して力を抜いて取り上げていきたいと思います。

見城さんの生涯レストランで友里が一番に注目したのが

地方&海外レストラン

であります。
小山薫堂さんや秋元康さんにも言えることなんですが、店の所在地がかなり偏っているんですね。
商売に忙しいので色々なところへ行く余裕がないとの見方もありますが、小山薫堂さんなんて

下鴨茶寮でバカ殿ごっこ

する余裕があるくらいですから暇なんていくらでもつくれるのではないでしょうか。

つまり彼らのような人種が好む店の特徴は

自分(世間では成りと思われていても)を特別視してくれる居心地良い店
今の成功を実感したいのでしょう、若い頃にあこがれた地や店

なんですね。肝心の料理(食材や調理技術)は二の次であると推測します。

その地方&海外レストランの項目で、3賢人の中でも最も偏っていたのが見城さん。ほとんどが

軽井沢とハワイはホノルル

なのであります。

見城さんは昭和25年生まれと聞きますから、友里とそんなに年が離れていないお方。確かに彼の若い頃は

軽井沢とハワイ

が持て囃されていたと記憶しておりますが、今やグローバルな時代であります。この2つの地を未だに有り難がるのは

芸能人と成り上がりIT長者、そして内弁慶のセレブ(親からの別荘が残っているので仕方なくという層も)

だけではないでしょうか。

見城さんが挙げている海外の生涯レストランは、8軒すべてがハワイのホノルルに限定。

年に数回訪れるハワイは第二の故郷

と宣っておりますが、いまどきハワイ(しかもホノルルでっせ)への年数回訪問を知って

羨ましがる純粋無垢な日本国民がそんなにいるのか

ハワイ旅行はホノルルしかなかった時代に青春を過ごしたからでしょうが、きょうびハワイまで行って、ホノルルだけで満足して帰ってくるのは

毎日エルメスへバーキンチェックに出かける自称セレブ夫人

くらいではないか。
友里もハワイが嫌いではないのですが、清里や湯布院に通じる垢抜けない雰囲気のホノルルは好きではありません。わざわざ?ハワイへ行くのなら、ホノルルは出来るだけ避けたい。

そんなホノルルの店8軒の中で特に注目したのが「タウン」とかいうイタリアンです。この店の紹介で、見城さんはなんと

英語しか通じないが、リーズナブルで、びっくりするほど旨い

とコメントしています。

普通の人なら読み落とすかもしれませんが、ことヨイショライターや自称グルメに対しては厳しい目で見る友里、この文言を見逃すはずがありません。
推測するに

見城さんは海外レストラン(と言ってもホノルルのみ)で、日本語が通じるか通じないかを気にしているんだ!

ツアーでしか海外へ行かない人なら仕方ないですが、今どき賢人と称され、海外レストラン(日本内も)を偉そうに語る自称グルメで

日本語が対応可能かどうかを気にする人が生息しているとは思わなかった

のであります。

見城さんの出身大学は確か慶應義塾大学法学部のはず。昔は

「ていのうみじゅく」大学の「あほう」学部

と揶揄されていたと記憶しておりますが、国際派のはしりだった福沢諭吉翁、まさか己が作った塾から

英語が不得意な賢人

を輩出するとは思わなかったことでありましょう。
これ書いちゃって、友里、三○会含め更に出禁が増えてしまうかもしれません。