やはり持たなかったか、イル・カランドリーノ 東京

「おとなの週末 6月号」での山本益博氏の「食べ歩き手帳」で、新丸ビルの3つ星提携イタリアン「イル・カランドリーノ 東京」が閉店になったことを知りました。
オープン直後に何回か訪問し、「こりゃダメだ」と感じましたので、図らずも私の予想は当たってしまったようです。
http://tomosato.net/blog2/2007/09/post_76.html
3月下旬から「アンデル」という気楽に訪問できるイタリアンに変わったようです。
http://www.ander-italiano.com/index.html
イタリアの3つ星店が東京進出と言っても、イタリアの食材などを扱っている「株式会社 アーク」が主体で、イタリア3つ星は「名前貸し」に近かったのではないでしょうか。現在の店もオーナーはそのままとマスヒロさんは書いていますから、シェフなどを入れ替えてイタリアンとして建て直しを決断したのだと思います。
しかしこの手の星付き提携店、日本ではよく閉店になりますね。安易なライセンス契約に近い運営なのが原因ではないでしょうか。
有名シェフやレストランの名を冠にすれば客が来ると思うほど甘い世界ではないことを、飲食店を運営する会社はそろそろ気付く頃ではないでしょうか。
それにしてもマスヒロさん、「株式会社 アーク」に何か「借り」があるのでしょうか。
以前のブログでマスヒロさんの「イル・カランドリーノ」の取り上げが不自然に多いと指摘したのですが、店が変わってもしっかりまたフォローしてきたからです。
http://www.tomosato.net/blog/2007/11/post_257.html
有名シェフの名前が集客に効果がないだけではなく、山本益博氏の宣伝(フォーロー)も集客にはまったく効果がないと言うことを、そろそろ飲食店関係者は悟るべきではないでしょうか。
「ゲンテン」しかり、「れい家菜」しかり。歴史が証明しています。
要は高名な料理評論家のヨイショ宣伝ではなく、本質である費用対効果を考えた「料理とサービス」で勝負しなければ生き残れないということです。
経営会社は無駄な支出をするよりも、その分を客に還元した方が集客に成功すると言うことを自覚しないと、閉店という悲劇は今後も繰り返されることでしょう。
安易に評論家やライターのヨイショに頼ってはいけません。
友里掲示板
http://tomosato.net/bbs/