まさか数でも逆転されるとは

延長戦の結果、スペインの初優勝となった2010年サッカーW杯。
その唯一の得点シーンとなった直前のセットプレー、オランダのスナイダーが蹴ったフリーキックはスペインの壁に当たってゴールラインを割ったはずですが(TVのリプレーでもそう私は確認しました)、主審の判定はスペインのゴールキック。
この後の流れでオランダは失点してしまっただけに、決勝戦の延長戦としては非常に残念なミスジャッジであったと考えます。

予想通りと言うより、予想以上に惨敗だった民主党。しかしあの自民党が50を超える議席を獲得するとは思いませんでした。
民主党のこの10ヶ月の政権運営が稚拙で国民の期待に応えられなかった証左と言ってしまえばそれまでですが、ゾンビのように自民党が蘇りの兆しをみせて良かったのかどうか。
谷垣総裁は

菅総理は直ぐにでも衆院解散して国民の信を問え

と主張していますが、ついこの間まで、安倍?福田?麻生とたらい回して任期一杯まで逃げ切った同党が言える言葉なのか。
政治屋は面の皮が厚すぎるというか、天唾で自分の事を平気で棚に上げる性格の悪さが備わっていないとやっていけない商売のようです。

しかし、乱立した各種新党。「たちあがれ日本」や「新党改革」はかろうじて1議席確保したようですが、現職(立候補するくらいですから下り坂の人が多い)を投げ打ってしまって今後はどうするつもりなのでしょうか。

原田大二郎氏はもともと露出が少なかったので落選してもそうは生活が変わらないでしょうが、知名度は石井浩郎氏より上だと思った中畑清氏。まさか石井氏が当選することがあっても自分が落ちるとは思っていなかったのではないか。選んだ政党が悪かったのか、比例区がいけなかったのか。

政治家狙いの色がついてしまった落選者には、TVなどマスコミの仕事が入りにくいはず。有田芳生氏のここ数年を見ればその悲惨さがわかるというものです。あれだけ露出していたのがここ数年は無露出に。そう言う意味では今回の民主比例での初当選には感無量ではないでしょうか。
中畑氏は今後も政界を目指すのか、何か他の仕事を探すのか。政界の魅力を感じ取ってしまうとなかなか堅気の仕事に戻れないようです。進むも地獄戻るも地獄、中畑氏はこれからが真の正念場と考えます。

「みんなの党」の躍進で満面の笑みの渡辺代表。

民主党との連立はない

?と大見得を切っていますがその志を貫くことが出来るのか。
自民党の中で埋没するより、恩を売って政権へ加わりたいという思惑があるから新党が乱立するのではないでしょうか。
いくら躍進と言っても11議席、自民党が84議席ですから野党のままでは目立つはずがありません。
民主と連立をしないといっても、飛び出た自民党へ擦り寄ることもできないはず。
今の段階では、出来るだけ高く売りたいがためのポーズと推測。私は必ずその存在を示してくる時期がくると思っております。