なんと緊縮財政拒否に突き進んでしまった、ギリシャ

 

借金を返さない国民性、税金を払わない国民性、サボる国民性

 

最近のギリシャ問題を語る際、TVのコメンテーターたちが口を揃えて発言するギリシャ国民否定でありますが、これって本当に的を射ているのか。

 

世にすすんで借金を返したがる人は少ない(出来るなら返したくないと思っているはず)でしょうし、税金も出来れば払いたくないはず。世に脱税という罪がなくなっていないですからね。
またサボりも、ギリシャ人が専売特許ではない。

 

一番の問題はユーロではないか。

国力が異なる国が同じレートの通貨を使っていては、国力の変化に伴う為替の高低による経済調整が出来ないではないか。

 

国力(財務状況)が落ちてきたらその国の通貨は普通安くなります。
輸入品は高くなるでしょうが、輸出は有利になり経済は上昇する確率が高くなる。
最近の日本がそうですね。輸出が好調になるばかりではなく、円安で海外から観光客が殺到しております。

 

ところがユーロに縛られてしまうと、己の国力(経済状態)を反映してくれない。正確にいいますと、金利まで拘束されてしまう。

これでは資本主義の根幹である

 

需要と供給によるバランスが個々の国に成り立たない

 

のであります。

 

緊縮財政を続けてユーロ圏からの援助を受け続けたとしても、ドイツなど勝ち組が支配するユーロの為替や金利を押しつけられる限り

 

ギリシャ(負け組)が立ち直ることは不可能に近い

 

のではないか。

勝ち組が負け組から搾取するのがユーロ体制(資本主義はある意味これが根幹かもしれません)であると友里は考えるのであります。

 

とはいえ、ギリシャ国民のノーで

 

本日の株式相場は最悪

 

になるのではないか。

明日は燃料棒装填というイヴェントがあるというのに・・・

 

先週末に

 

現物所有株を全株数信用売り、東芝を空売り

 

しておけば良かったと悔やむ友里であります。