これが本場のシチリア料理だ! その1

昨日も取り上げた下戸の門上武司さん、またまたやってくれました。
どんな変なところから仕入れてきたネタなのかわかりませんが、純粋無垢な大阪人に対してまた誤った情報を発信しているのです。

http://www.geode.co.jp/column/kadokami/2013/06/12/post_1086.html#more

なんと東京でさほど鮨屋に行っていない身でありながら(海外のフレンチやイタリアンもしかりか)、干瓢巻きに関して

山葵が利いていなければ干瓢に非ず、と江戸の人は言います

と宣っているではありませんか。
読者からの情報では弁天山がサビ入りだとのことですが、江戸前鮨との看板を上げている店で

サビなしが基準の店も結構あるんだぞ

それ以前の問題としてどの江戸人が

山葵が利いていなければ干瓢に非ず

と言っているんだ。まさかこのブログにある「鮨 まつもと」ではないだろうな。
松本氏、友里の記憶では江戸人ではなく確か

伊勢人か三重人

のはず。門上さんは速やかにこの発言をした江戸人のソースを明かすべきでありましょう。
私は大阪人に再度言いたい。

こんないい加減なオッサンを関西で野放しにするな

さて本日は先日訪問して食べたシチリア(正確にはパレルモ)料理の紹介です。
知人から、「つまらないアメリカ料理のアップなんていらない。イタリアで食べた料理を出せ」と指摘されたからであります。

ではまずは日本ではあまり知られていないパレルモ料理の店

CASA DEL BRODO

確かミシュランのビブグルマンだったかと。
旧市街?のディープなところでしてちょっと怖かったです。もちろんタクシーでの往復です。

まずは前菜盛りあわせ。

前菜の盛りあわせ

大小のナスの巻物(中身はわからなかった)、鰯(塩強かった)、カポナータ(東京と違ってナスなど野菜がデカい)、ジャガイモなどいずれも

ディープというかかなり味濃い調理

よく言えばこれが郷土色なんでしょうが、友里に言わせると

濃い味好きな大阪人や京都人が泣いて喜ぶお味

でありました。
そしてパスタ。パレルモ初上陸の身としまして初パスタは

鰯のブカティーニ

しかないでしょう。日本ではパレルモ料理の代表と信じられているからです。

鰯とフェンネルのブカティーニ

前菜と違って、味は意外に濃くない。
しかしフェネルがかなりしっかり効いておりまして、香草好きな友里の好みでありました。香草を得意としない関西の方には要注意かもしれません。
しかしこのブカティーニ、うどんのように太く、アルデンテというにはあまりに歯ごたえがありすぎ。しかもちょっと冷めてきたら、固まってしまいました。

シチリアのアルデンテ、手強し

であります。

メインはカジキマグロのインボルティーニ。

カジキマグロのインヴォルティーニ

一見するとコロッケみたいですね。後で紹介しますが、このインボルティーニ(巻きもの)にもいろいろな調理法があるようです。
前菜盛りあわせの量と濃い味が凄かったからか、お腹一杯になりました。

 

続いての店は、先日アップしたパレルモ市場見学の後に飛び込みで入った店。
ガイドを伴った日本人グループにも遭遇した日本で一番有名なパレルモ料理店である

ピッコロ ナポリ

であります。

ピッコロ ナポリ 

実はこの店、アメックス経由で予約を申し込んだのですが、アメックス側から

6月1日から7月半ばまで夏期休暇で店がクローズしている

と言われて予約を断念していたのです。ところが実際は立派にオープンしていたんですね。

アメックスよ、どこに問い合わせしたんだ!

危うく超有名店(日本限定?)に行き損なうところでありました。
ここはメニューがなく、店のおじさんと相対で料理を決めなければなりません。面倒でした。

まずは突き出しのパネッレ。

パネッレ

ひよこ豆を粉を揚げたものですが、これが結構イケるんですね。ビールに特にあいました。

前菜はカポナータの単品。

カポナータ

ナス主体でありまして、前夜の店より味が濃くなかった。

そしてパスタは、カジキマグロ、ナス、ミントを使ったショートパスタ。パスタ名は聞き取れませんでした。

カジキマグロとナスとミントのパスタ

かなりミントが効いています。これまた香草好きには嬉しかった。
そして〆は太刀魚のインボルティーニ。

太刀魚のインヴォルティーニ

前夜と違って煮込んだようになっておりました。

ここまでの結論として、パレルモ料理(タオルミナなどではまた料理が違うらしい)、

予想より味付けが濃い
野菜(ナス)が大きくカットされている
香草をかなり効かせている
メインは思ったよりポーションがない
シチリアワインはやっぱり安かった(ボトルで50ユーロ超えるものはリストにない。平均20ユーロ前後か)

でありました。

(明日に続く)