お疲れさん、J.C.オカザワ

月刊めしとも(角川マーケティング)なきあと、友里以外どこも取り上げなくなった還暦居酒屋ライターのオカザワ。目出度く無償奉仕のQサイトコラムを卒業したようです。

http://www.9393.co.jp/okazawa/index.html

1214回、5年近くも続いたコラム、まずは一応ご苦労さんと言っておきましょう。

本人に自覚があるかどうかわかりませんが、毎日ダラダラとつまらない居酒屋訪問記に発色の悪い料理写真。舌力だけではなく文章力やユーモア&ウイットも欠如していて、読んでいて(たまにですけど)まったく面白みを感じませんでした。
子供がそのまま還暦になったような人なので、相対で話すとそれなりに面白いところがあるのですが、文にしてしまうとそこらの一般ブロガーと同じレベル。とても印税や原稿料をもらうプロとは思えない文章でありました。

原因は彼の分不相応なプライドの高さでありましょうか。
知識や経験、そして文章力と実際は乏しいにもかかわらず、まったく自覚がない。しかもサテライツと称している周囲の取り巻き連中(高校の同級生たち)は、関取誕生で喜ぶ地元民のように

オラ達のスター

と節操なく持ち上げる始末。彼を世に出した晶文社やIBCパブリッシングの編集担当も「食」には詳しくなかったのでしょう、完全な

裸の王様、もとい、裸の誇大妄想素人客

になってしまった。
知名度や注目度が低いので仕方がない面もありますが、ほとんど批判の対象になっていなかっただけに世間に揉まれず(平兵衛やフェアドマ(現コルヴィエラ)など出入り禁止になった店はある)独りよがりのライターに固まってしまった。

Qサイトを卒業して新しくブログをはじめるようですが、遅まきながらもライターとして成長するため、今度はぜひコメント欄など読者のフィードバックを受ける度量を示していただきたい。(仕事なく暇でいつでも対応できるはず)
純粋無垢なサテライツ達のぬるま湯ではなく、世間の荒波に揉まれて一皮むけてもらいたいと考えます。

でもいくら荒波に揉まれても、何十年もの居酒屋通いでMSGまみれになった「舌」は立ち直れないかも。
あの祐天寺のMSGてんこ盛りのもつ焼き屋「忠弥」で、向島の料亭の御曹司(サテライツの一人らしい)と共にMSGに気がつかず大絶賛した

鉄の舌

の持ち主であります。
大量のMSGに気がつかず「有昌」のしいたけそばを大絶賛していたマスヒロさんと共に、料理評価がまったくアテにならないことがわかるというものです。

おっと、オカザワの新ブログのURL紹介が遅れました。

http://www.ikiru-yorokobi.blogspot.com/

Qサイトでは多くのアクセスを稼げなかったと思いますが、独立して更に己の注目度の低さを実感することになるでしょう。
しかしいくらか反骨精神が残っているかと思っていたオカザワ。最後の〆で表している感謝の意で

Q先生

と、伊藤章良氏と同じく邱さんを「先生」と崇める低姿勢。
別に教えを請うたわけでもなく、場を提供してもらうかわりに無償でコラムを担当してQさんの商売に貢献と、立場はイーヴンであると考えるだけにこの5年で

すっかり棘も毒もなくなった

とガッカリした次第であります。

週刊誌、月刊誌、夕刊紙の編集担当の皆様。
こんなオカザワでありますが、誌面(紙面)が余ってしまったときの穴埋めでも構いませんので、声を掛けてやっていただければ幸いであります。