あの佐世保バーガー(六本木)が静かに閉店していた

六本木でも滅多に歩かないのが交差点から飯倉片町方面に向かって左側の歩道。瀬里奈があるサイドと言いますとおわかりいただけるでしょうか。
先日近辺の店訪問で予約時刻にかなり余裕を持って現地に着いてしまったのでこの辺りを歩いておりました。居酒屋やガールズバー?の外人客引きで真っ直ぐ歩くのも大変。そんな中、確かこの辺にバーガー屋があったなと探しまくったのですが、見つからなかったのが

佐世保バーガー

であります。
地域名を冠しておりますが、実は一私企業(ザッツエンタープライズ)の

商標登録

であることを知ったのは、一昨年の秋でありました。まずは当時の友里ブログをご覧下さい。

http://www.tomosato.net/blog/2009/10/post_889.html

単なる甘いだけのハンバーガーだったのですが、当時は若者を中心に賑わっていると感じたのに閉店してしまったのか。早速同社のHPをチェックしてみると

http://sasebo-burger.jp/stores.html

HPでは昨年リニューアルしたまま営業中になっているんですね。そこで再度この辺りを探しまくったのですが、やはりそれらしき店舗を確認出来なかったのです。
HPによりますと、関東地区にある7店舗中なんと

中野南口店と阿佐谷店の2店が昨年末から休業中

となっております。
リニューアル準備中といっても、実際のリニューアル工事なんて1ヶ月もあれば充分なはず。ではなぜ半年以上も休業を続けているのか。考えられる理由は2つ。

実はリニューアルオープンしていてHPを更新していないだけ

準備中とは名ばかりで、実際は再開の意思がない

こんなところでしょうか。
ご当地の佐世保でどれだけウケているのかわかりませんが、甘いもの好きが増えたとはいえ、東京の若者にはあまりウケなかったのかもしれません。
会社沿革でも平成23年11月の六本木店の出店以降、更新がありません。

http://sasebo-burger.jp/company/index.html

食べられなくなると食べたくなってしまうのが人情というか、友里がへそ曲がりなところ。どなたか詳しい方がいらっしゃいましたら、ご教授いただければ幸いです。

もう1つ、最近ではないのですがやはり静かに閉店したのが広尾・西麻布スポットといっても飲食店としてはデッドゾーンと言われる西麻布交差点から広尾駅までの外苑西通りに面していた

WALNUTS(ウォールナッツ)

であります。「まんぷく」や「十々」を運営する株式会社テイクファイブの傘下のビストロでありましたが、いかんせん場所が悪かった。
六本木駅からも広尾駅からも遠く隣は笄公園。西麻布地区と言ってもこの本通り沿いはほとんど人の流れがないんですね、地元民以外は。

コブラヘアの経営だった「マイモン」後は未だにテナント募集中。豚しゃぶやクラブのあった建屋、そして男性ストリップで一世を風靡した建屋も、ほとんどゴーストビルと化しております。
ミシュランで星取った鮨屋も、いつのまにか客単価が1万円前後の「一本木」とかいう店名に変わりましたが、わずか1年ほどでまた店名が変わってしまいました。「たらふく」後も新テナントが入っているかどうか。

相変わらず「サムラート」も厳しいようですし、マスコミ露出が多かった「分とく山」や外人にだけウケていた「CICADA」も、長引く不景気や若手競合店の乱立、原発事故で左団扇とは言えないのではないか。
広尾商店街に昨年末にオープンしたばかりの「俺のハンバーグ山本」もあっという間に閉店。

知名度ほど集客力がないのが西麻布や広尾であると断言してしまっては、現在出店計画中の若き店主達やビル所有者達に怒られてしまうでしょうか。