前から気になっていたのが仲村トオル出演の吉野家牛丼コマーシャル。本当に美味しそうに食べているんですね。
http://www.youtube.com/watch?v=2MVnlbaMNEo
牛丼はここ20年ほど食べた記憶がないのですが、見ているうちに食べたくなってしまいました。しかし最新のCMにはいささか疑問。
部長(仲村トオル)が部下の女子社員たちに奢っているシーンなのですが、女子社員達の喜び方が半端ではありません。
110円引きではなく110円増でも奢ってあげる
みたいなことをCMで言っておりましたが、いまどき吉野家の牛丼を奢ると誘って嬉しそうについてくる女子社員がいるとは思えないのです。あまりに現実から乖離したCMと言えるでしょう。
とはいえ、一度は試したくなったCMでありました。
さて慢性的にブログネタに困っている友里。昨晩は絶好のネタに遭遇してしまったのです。まずは、今月末で閉店して京都は祇園へ移転すると言われている「鮨 嘉瑞」のドアを19時前に開けたと思って下さい。
閉店まであと数日。名残を惜しむ真の江戸前鮨を知らない信奉者達で店内は熱気を帯びていると予想したのですが、なんと客は純粋無垢そうな老夫婦が1組だけ。
19時予約でしたが、早めに桜新町に着いたので30分前に行って良いか電話したのですが、準備が出来ていないとのとことで拒絶。そう言えば前回も18:30予約で18時過ぎについてしまいドアを開けたところ、予約時刻までダメだと入れてくれませんでした。
食べログなどの店舗情報では
17時オープン
となっているだけに不思議だったのですが、2回の拒絶で真相がわかったような気がします。客が少ないので同時にスタートさせるため、予約時刻(開始時刻)をコントロール(統一)しているのでしょうか。
さてその老夫婦から2席あけて座った友里達。頼んだビールの小瓶を飲みながらツマミを待ったのであります。
主人は刺身を1枚包丁で引いてから、何を思ったのか奥の厨房へ消えていきました。漏れ見るところ、女将となにやら話している風。ここで嫌な予感がしたのです。
実は大阪の知人から、「鮨 嘉瑞」の主人が友里に対して怒っているから出入り禁止ではないかと言われていたので、確認のために計画したのがこの日の訪問。正体がバレて夫婦で協議しているのかと心配しながら
放置された刺身1片
を見つめること5分か10分。戻ってきた主人は私に向かって
友里さんですね
と恐い顔をしてくってかかってきたのです。
ほとんど毎日外食している友里でありますが、面と向かって友里かと確認されたのは銀座の「鮨 青木」くらいなものか。
自称覆面を名乗っている友里です。友里かと聞かれて
はいそうです
なんて答えるわけにはいきません。本名は認めましたけど。
何だか面白い、もとい、まずい(あっ、このワードはタブーか)局面になって来たと緊張(わくわく)してきたのであります。そして主人は再び奥へ引っ込んで行きました。
置き去りにされた刺身1片
はそのままであります。そして大きめの炙ったようなカツオをマナ板に投げつけるように乱暴に置いて、主人は更なる突っ込みをしてきたのです。
よくあんなこと書いて来られるな(要約)
とか言っていましたっけ。段々と声も大きくなって来まして老夫婦はきょとんとしたまま。
ここで主人は、放置された1片を含む刺身を老夫婦に出し始めたのであります。私の訪問のおかげで、せっかく名残を惜しんで訪ねてきたリピーターと見える老夫婦がこれからも
放置されたカツオなどツマミや握り
を食べることになるのは夢見が悪い。
しかし、「あんな事・・・」と言われても、記憶にあるのは閉店情報を書いた6月16日のブログくらい。今読み直しても、大の大人が血相を変えるほどのものとは思えない内容であります。こんなレベルで一々腹を立てていたら
ル・マンジュ・トゥーの谷さん
分とく山の野崎さん
あら輝の荒木さん
かどわきの門脇さん?
など、どんな反応になることやら。いずれの方も嘉瑞の主人より心が広いようで、友里と知りながら笑顔(じゃなかった人もいましたが)で迎えて料理を供してくれております。
それからもちょっと押し問答がありまして、次に出た言葉が表題にある
訴訟を考えている(要約)
という発言だったのであります。
マナ板に放置されたカツオはまだそのまま。これ以上純粋無垢な老夫婦に迷惑をかけるわけにいかず、さすがに潮時かと我々は退場を決めたのであります。
いらないと言われたビール小瓶2本分の1200円を支払ってからも、最後の1滴まで飲み干してゆっくり店を後にしたのでありました。
ただし、訴訟と言われてそのまま出ていったら信奉者達に逃げたと言われると思いまして
今までそう言ってやってきた人(訴訟してきた料理人)はいないんですけどね
という返しをさせていただいたのは言うまでもありません。
いや料理人ではないですが、唯一提訴してきたのが大学教授でヨイショ系ライターでもある古川修さんでありました。確か一昨年の高裁での
友里、逆転敗訴
を覚えている方も多いでしょう。
その後も副業以外で今度は私が原告となった訴訟事件、再び高裁で敗訴したのは今年のことでありました。ここのところ負け癖がついてしまったようです。
生まれて50数年間、原告、被告として関係した民事訴訟は、公私を含めると10指に余るどころか20は超えているかも。
通算成績では負け数(和解もあります)が上回っている気もしますが、また一件、訴訟を抱え込んでしまうのか。ここで大阪の人から聞いた話を思い出したのであります。
彼(嘉瑞の主人)の実家は裕福だから訴訟費用なんて簡単に捻出できるようですよ
古川氏との裁判で蓄えを放出し(弁護士費用と損害賠償金)、下手な株投資で膨大な含み損を抱えている、もとい、既に大損している身でありまして、嘉瑞からの提訴にしっかり応訴することができるのかどうか。
気の小さい友里は、これからの日々、裁判所からの特別送達を楽しみに、もとい、ビクビクしながら待つことになりそうです。
裕福だからといって訴訟がいくらでもできるわけではありませんが、裁判なんて一回経験してしまうと慣れてしまうんですね。証拠調べで
証人として尋問
されると、何かTVの主人公になった気になって高揚してしまう友里。
果たして嘉瑞の主人の言葉通り、裁判の被告となって裁判所に再び通わなければならなくなるか。
吐いた言葉は飲み込めない
と言われております。
あのブログ内容から、どのような構成で提訴出来るのか私には想像もつきませんが、今後の嘉瑞主人と友里に注目であります。
しかし、これからは信奉者たちに胸張って
友里に一発カマしたら、尻尾を巻いて出ていった
と「しみづ」の主人のように吹聴し続けるのでしょうか。今回の騒動で出禁が
「しみづ」と「嘉瑞」
の2店に増えてしまった友里。いずれも鮨屋であるのが面白いところでありますが、現在訴訟費用の
カンパ
でもしようかと考えております。(冗談)