「豚組 しゃぶ庵」からのメールの公開について

4月3日にブログで予告した「豚組 しゃぶ庵」からのメールでありますが、運営会社グレイスの社内外からメール公開に対して「慎重意見」が多く出たとのことで、公開の延期を社長様から申し込まれました。
長文のメールには、「豚組 しゃぶ庵」だけではなくグループ内、そして飲食店業界の今後の姿など「熱い思いと希望」そして「問題点」を明確に明記していただいたので、業界内に良い刺激を与えてくれると楽しみにしていたので、友里としては誠に残念であります。
組織が大きくなり、関わるスタッフの数も多くなってしまったので、社長一人の独断では行動出来なくなってしまったのかもしれません。
公開用のメールをいただいたとき、すぐアップしてしまえば良かったのかもしれません。ただ、私が訪問した時と違って現在は「しゃぶしゃぶ 食べ放題」を開始するなど営業に若干の修正があったことがわかったので、先週末に再訪問して確認してからと判断しての結果、公開延期になってしまった次第であります。
ブログのネタが一つ減ってしまった友里。本日はその「食べ放題」の感想です。
「飛騨 けんとん豚」が2900円、「鹿児島 黒豚」が3500円とかなりお得な値付けです。特徴は豚肉だけではなく、野菜類も食べ放題であること。また時間制限も、最初の豚肉がテーブルに出されてから2時間以内と非常に良心的な設定でありました。
肉質は食べ放題と言えども同じクオリティを保っているとのことで、知り合い家族含めてお腹一杯で満足して店を後にしたのですが、以前に訪問歴のある私はちょっと疑問に感じた点がありました。
おなじ「けんとん豚」でも今回はちょっと質が落ちたのではないか。やはり「食べ放題」では違う質を出したのか。
この疑問をすぐぶつけましたところ、「豚は牛と違って当たりはずれが多いので、たまたま『はずれ』にぶつかったのかもしれません。今後はより安定した質を用意するよう仕入れを検討する」との回答をいただきました。
豚は牛と違って質のばらつきが激しいとは今まで知りませんでした。一方的に店側の主張だけを信じることはできないので、また一つ友里の調査課題が増えたのですが、お時間がありましたら皆様も、東京で最高レベルの豚を用意していると豪語するこの店の豚肉を検証してご意見をいただけましたら幸いであります。
最後に。しゃぶしゃぶ以外の料理もついているコースと、しゃぶしゃぶだけの食べ放題の両方を食しての私の結論は、「食べざかりの家族がいなければゆっくりと銘柄豚のコースを楽しみたい」、であります。意地汚いのかもしれませんが、どうも食べ放題となりますと「心」に余裕がなくなり、じっくり味わって食べることが出来ないからです。
ランチもやり、日祝以外は明け方まで営業するなど使い勝手は良いのですが、現在はまだ周知が徹底されていないのか、集客率は高くないようです。
キャパ、値付け、肉質とかなり大胆な試みの「豚組 しゃぶ庵」。社長はじめ関係者の方たちの「飲食業界の地位向上と一般客の満足度の向上」の狙いが叶うのかどうか、ぜひ皆様にも見守るだけではなく検証していただきたいと考えます。