「後出し」に加えて得意技に「後引っ込め」を増やした石原慎太郎さん

昨日、京都は祇園で大変な事故があったようです。四条通を横切って、南から北へ軽ワゴン車が暴走して通行人を次々とはねてしまったようです。
四条通りは観光客が多いところでありまして、場所は京都南座近くの大和大路通だとのこと。確か四条通から北は「四条縄手通り」とも呼ばれていると記憶しております。

大和大路通に面するところには観光客向けの店が多いのですが、有名店の「HANA吉兆」もあります。ちょっと脇に入ったら「八寸」、「さか本」、「山玄茶」(もとは祇園ささきがあった)などもありまして、花見小路通と共にもっとも盛況な地域でと言えるでしょう。まして昨日は花見の時期、いつもより人出は多かったのではないでしょうか。

容疑者となった運転手(死亡)には持病(てんかん)があったようですが、事故との因果関係は今のところ不明。そして勤務先の呉服店は持病を知らなかったとの弁明。
でも事故を起こした車は勤務先所有のはずですから、運転手の持病を把握していようがいまいが、最終的には

車の所有者である呉服店が責任をとる

ことになります。病院から運転をしないように言われていながらの事故ですから、保険を期待するのは無理ではないか。容疑者の家族だけではなく、勤務先も大変な問題になると考えます。

今回の場合は自社の雇い人が自社の車で起こした事故ですから、雇い主側に責任が発生するというのは誰でもわかることですが、世間でよく見過ごされている危険なパターンがあるのです。

たとえば車を譲り受けても名義変更をしない場合。税金などを元所有者に払いながら、名義変更をせずに乗り続ける人がいますが、これって非常に危険なことなんですね。
車の事故責任は最終的には所有者にくると聞きましたから、いくら譲渡したという事実(お金が動いた)があっても、書類上は譲渡になっておりませんから、管理責任を問われて追求される可能性があるのです。

ではなぜ、名義を変更しないのか。名義変更が面倒とかの理由もあるでしょうが、友里が知るところそれは

見栄

なのであります。
今はまったく付き合いがなくなった人なのですが、埼玉にある会社社長の自宅が都心にあったと思ってください。家族の通学のためか埼玉から移転しているのですが、埼玉の会社が車の譲渡金を払った場合(社有車ですね)、ナンバーは

埼玉ナンバー(大宮ナンバー?)

になってしまうようです。都心に住んでの家族絡みの付き合いで

埼玉ナンバーを知られたらまずい(埼玉の方、申し訳ありません)

と考えたようで、見栄で名義を変更せず

品川ナンバーで乗り続けた

のであります。
プロの仲介業者を通さず車を知り合いなどに直接譲渡された方、自動車税の請求が来るか来ないか、しっかり名義変更がされているかどうかを確認することが必要だと思います。

さてある有料メルマガに出ていましたことが本当におきてしまった

石原新党「白紙に戻す」宣言

すでに新党結成は既定路線に乗っていたそうですが、唯一の心配は

気まぐれで「やっぱりやめた」と平気でいう人(元側近談)

とありましたが、本当にその通りになってしまいました。

白紙撤回はカムフラージュ。注意をそらして水面下で話をすすめるつもりではないか

という好意的な見方もあるようですが、皆さんはいかがお考えでしょうか。

「出ない、出ない」と言って最後に立候補の届けをする「後出し」を得意とする石原慎太郎氏でありますが、まさかいい歳した爺さんが

後引っ込め

をするとは思いもよりませんでした。40%の人が石原新党に期待すると言った

信じられない世論調査結果

もあるようですが、友里は石原慎太郎氏に「余人に代え難し」(四男の自称芸術家に対して彼が使った)ではなく

老兵は消え去るのみ

という言葉をおくりたいと思います。