「庶ミンシュラン ?」(グラフ社)を入手

昨日から新書の原稿書きを再開したのですが、どうも筆が進みません。期限が刻々と迫っているので焦りが出てきました。
今回は個別(具体的な飲食店)の評価は封印し、デビューして6年間にわたる飲食業界への問題提起の「まとめ」を目指した企画であります。友里征耶の「集大成」でありますが、この出版を機会に引退するつもりはありませんのでご安心ください。
100年に一度の不景気の煽りで懐も厳しい中、取材(店訪問)しないで本が1冊出来る、今までの主張をまとめるだけ、と喜んで引き受けた訳ですが、書き始めてみるとなかなか字数が増えません。個別評価本ですと字数を減らすのに苦労していましたから、初めての苦しい経験であります。
どんな本になるか、もしくはポシャるか、今年の秋をご期待ください。
さて先日、B級グルメライター・J.C.オカザワが「庶ミンシュラン」の第2弾をグラフ社から発売しました。オカザワの編集担当者(友里の担当者でもあります)から1冊送っていただきましたので本日はお礼に「宣伝」させていただきます。
この原稿を書いている時点でアマゾンのランキングは何と166,241位と、出版直後としてはかなり低迷しております。
またまたオカザワの得意技である「増刷無しの初版印税貰い逃げ」になってしまうか、グラフ社も気を揉んでいることでしょう。
内容ですが、3つ星、2つ星、1つ星、無星と4段階に、その名の通りお手頃なお店をランク付けして紹介しております。
友里が酷評した店(過大評価店含む)がいくつか紛れ込んでおりますが、ほとんどが私の未訪問、初見の店ばかりであります。中には彼の個人的思い入れの激しい店を混ぜ入れているのが気になりますが、気が置けない知人とのランチや夜の会合には使い勝手が良いかもしれません。
ただし、彼の嗜好を理解してから店選択をしなければ後悔することになるでしょう。お節介かもしれませんが、この本と相性の良い方の条件を下記に記します。

ビールはキリンやエビスよりアサヒドライが好きな方。

鮨や和食に日本酒ではなく焼酎を合わせるのが好きな方。

混ぜ山葵は否定するけどMSGには寛容な方。

毛蟹が置いてあるような海鮮系の寿司屋がお好きな方。

和食はお椀(出汁)ではなく刺身が「華」だと思っている方。

和食では出汁の出来に拘らない方。

ボリ?さんよりメナールさんの料理の方が美味しいと思っている方。

花椒や唐辛子が強い四川料理が不得意な方。

フグは養殖物で充分と思っている方。

イタリアンでは郷土色の全くない「キャンティ」のような料理が好きな方。

「桃花林」のMSGが気にならない方。

ワインで造り手に拘らない方。

食材の質など細かいことを考えない方。

大味好きな方。

このような方にはドンピシャリなのが「庶ミンシュラン ?」。非常に参考になると思います。
本日は宣伝のつもりで紹介しましたが、足を引っ張る結果になったらすみません。
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