昨晩、予約した銀座の店へ行く為に外堀通り(旧電通通り)を歩いていて、友里ツイッター(https://twitter.com/TomosatoYuya)にも取り上げられていた
俺のイタリアン JAZZ
を見つけてしまいました。
鳴り物入りでオープン(確かマスコミ関係者招いてのレセプションをやったはず)したはずですが、18時前とはいえ花金(死語かも)なのに
自慢の行列はゼロ
立ち止まって覗きこんでもみたのですが
店内でさえ満席ではなかった
のであります。
俺イタ、俺フラ、思えばこの1年あまりでの急膨張。
近辺の八重洲や新橋をいれるとこの銀座周辺に
俺フラ 2店
俺イタ 4店
と増えすぎて新鮮味がなくなり食傷気味になってしまったのではないか。
車で神谷町の俺イタの前も良く通るのですが
行列なんて見たことがない
のであります。
屏風と店は広げすぎたら倒れる
ネットでも売買が出来る本と違って料理店は箱物商売です。また料理人含めてスタッフのクオリティを保つにも限界があります。
破綻した店(シェ・松尾や大渕座など)からの料理人再生
どこで働いていたかわからない自称有名ソムリエ
居酒屋の女店長の採用
などで、廉価店とはいえフレンチやイタリアンを冠した料理やサービスを維持できるほどこの業界が甘いとは思えないのですが、皆さんはどうお考えでしょうか。
昨年までのデフレ環境では廉価店に行くのが一種の美徳と思われたかもしれませんが、アベノミクスで景気が良くなってしまうと見栄張る人は中・高額店を目指しますから
廉価店は負け組だけのたまり場
になる可能性もあります。
あのまま政府(与党も)と日銀のメンバーが替わらなかったらならば俺シリーズ店(イタリアン、フレンチ、焼き鳥、割烹など)への注目は続いたかもしれませんが、大きな舵切りが行われただけにこれからどうなることやら。
TPPで安い食材が流れ込んでくるでしょうから
負け組専門の廉価店業界での差別化は更に困難
になるのではないか。
破綻したとはいえ廉価店とは縁遠かった料理人たちの採用は、他の負け組専門の廉価店に比べて人件費の面でも不利。
バリュークリエイトは
潮目を読み間違えた
かもしれません。
さて「店評価ブログ」に、博多の鮨「安春計」をアップしております。新津時代の「きよ田」で働いていたという主人の店。
ぜひお立ち寄りください。
http://tomosato.net/weblog2/?m=20130323